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2013/06/18(火) 00:00

住林 陸前高田市「希望の松」接木3本は順調に生育

投稿者:  牧田 司記者

住友林業 陸前高田市の「希望の松」3本の接ぎ木は順調に生育

 

 住友林業と住友林業緑化は6月18日、陸前高田市の「希望の松」後継樹育成の経過報告を行い、2011年春に一本松から採取した3本の接ぎ木は順調に生育しており、苗高は約80センチになったと報告した。

 しかし、2011年春に採取した松ぼっくりから発芽した18本の実生苗のうち生長した3本は枯死したと発表。枯死の原因として、自然サイクルの秋採り春蒔きと全く逆だったこと、長期間人工気象室で育成してきたため自然条件に適応できなかったことなどをあげている。

 また、2012年秋に希望の松を伐採したとき採取した松ぼっくり約1,000個から採集した種子約75個については、冷蔵庫内で低温保存した後のち今年4月ごろから播種を行い、現在まで約70個の種子を播種し、そのうち9本が発芽、3センチまで生長しているとしている。

 両社は今後も苗の育成に取り組み、将来的には陸前高田市に戻すことを目指す。

 

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