RBA OFFICIAL
 
2022/02/07(月) 10:56

「いい質問だ。検討する」 記者の質問にこう答えた石原都知事

投稿者:  牧田司

 2月1日に亡くなった元東京都知事で芥川賞作家の石原慎太郎さん(享年89歳)の追悼文やコメントがたくさん報じられている。

記者は、石原さんの小説は好きではなくあまり読んでいないが、都知事時代、環境問題や住宅問題に積極的に取り組んだのが強く印象に残っている。

一度だけ、定例記者会見に出席し質問したことがある。20年くらい前だった。記者は「太陽光パネルを屋上に設置したり、壁面に緑化を施したりした民間住宅の固定資産税、都民税などを減免してはいかが」と。いつも「馬鹿な質問するな」と一喝する石原さんは、記者のほうを向いて「いい質問だ。検討する」と答えた。

固定資産税も都民税も減免になったことはないが、いまは多くの自治体で補助金などの助成を行っている。

住宅政策では、「東京の住宅は狭くて高すぎる。3割は安く供給できるはず」という石原さんの発案で事業化された定期借地権付き「東村山本町地区プロジェクトむさしのiタウン四季の街」もとてもいい取り組みだった。

その後、隈研吾氏がデザイン監修を担当したことで話題になった都が土地所有者の定借マンション「パークコート神宮前」も分譲され、都の「民設公園制度」第一号マンション「Brillia L-Sio 萩山」では公園にかかる固定資産税は免除された。「お台場」の開発に積極的に取り組んだのも石原都政の成果の一つだろう。

驚嘆の安さ 坪318万円 隈研吾氏がデザイン監修 三井不・東電不「パークコート神宮前」(2008/11/19

公園を所有するマンション 東建・西武「Brillia L-Sio 萩山」(2008/5/26

「むさしのiタウン」平均3.7倍の申し込み倍率に2007/2/13

 

 

 

 

rbay_ayumi.gif

 

ログイン

アカウントでログイン

ユーザ名 *
パスワード *
自動ログイン