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2022/02/18(金) 16:53

埼玉県産材の杉材を多用 SDGsの取り組み強化 三菱地所レジ「大宮吉敷町翠邸」

投稿者:  牧田司

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「ザ・パークハウス大宮吉敷町翠邸」

 三地所レジデンスは2月18日、大宮駅圏の「ザ・パークハウス」第4弾となる「ザ・パークハウス大宮吉敷町翠邸」のメディア向けモデルルーム内覧会を行い、オンラインプロジェクト説明会を2月23日に開始すると発表した。

 物件は、JR京浜東北線さいたま新都心駅から徒歩9分、JR大宮駅から徒歩13分、さいたま市大宮区吉敷町2丁目の商業地域に位置する19階建て全106戸(分譲対象外住戸12戸含む)。専有面積は57.74~73.20㎡、価格は未定だが、坪単価は305~310万円になる模様。竣工予定は2023年12月上旬。施工は川口土木建築工業。分譲開始は4月下旬の予定。これまで950件超のエントリーがあるという。

 現地は、大宮駅とさいたま新都心駅の2駅が利用可能の旧中山道に面したマンションなどが建ち並ぶ商業地域の一角。敷地東側には、道路を挟んで2020年4月分譲済みの同社の「ザ・パークハウス大宮吉敷町」が立地する。

 主な基本性能・設備仕様は、二重床・二重天井、ディスポーザー、食洗機、ミストサウナ、浴室タオル掛け2か所など。住戸は全戸南西向き。

 「SDGs先進度」で全国1 位のさいたま市にふさわしいマンションを目指しているのが特徴。同社で初めてエントランス庇裏、ラウンジ天井・格子壁などに埼玉県産の準不燃加工を施した杉材を採用するほか、型枠コンクリートパネルには持続可能性に配慮した調達基準に合致した木材の使用、戸別宅配ロッカーの設置、地元産の食材を利用した地産地消の食配ステーションサービスなどの取り組みを行う。また、さいたま市職員による出張出前講座を開催し、販売員を対象としたSDGsに関するさいたま市の取り組みに関する出張出前研修会も実施した。パンフレットをなくすなど、ペーパーレス化にも取り組んでいる。

 内覧会で同社第一計画部長・浦崎康弘氏は、「これまでの大宮周辺の開発で得られた実績や知見などを活かし、大宮のランドマークとなるような象徴的な建物を目指す」と語った。

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エントランス

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ラウンジ

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モデルルーム

◇        ◆     ◇

 三菱地所グループは長期経営計画「Sustainable Development Goals 2030」でESG経営をさらに強化することを打ち出しているが、このマンションもその具体的な取り組みの一つであることをアピールする内覧会だと理解した。SDGsをこれほど強調したマンション内覧会は同社も含めて記者の記憶はない。

 価格と商品企画について。坪単価は隣接する「ザ・パークハウス大宮吉敷町」の260万円を突破するのは間違いないと思っていた。坪300万円以下もありうるとみていたが、前立ての影響をそれほど受けない立地条件を考えると300万円突破も頷ける。設備仕様レベルも低くないと思う。

 71㎡のモデルルームは、キッチンと一体化したカウンター・テーブルの提案がいい。値段は数十万円(もっと高いか)だろうか。サッシ高は2100ミリか(確認するのを忘れた)。複層ガラスだが、一般的なサッシより値段は高いのは間違いない。浴室のタオル掛けもちゃんと2か所ついていた(マンション検討者に一言。最近、これを1つに減らしたり、全然付けなかったりする物件が増えている。細かいことだが、こんなところに〝ステルス値上げ〟が潜んでいる。しっかりチェックすることだ。三菱地所レジデンスの立派なのは、そんな姑息なことをしないことだ)

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現地(右後方のマンションが「ザ・パークハウス大宮吉敷町」)

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現地近くの氷川参道

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JRさいたま新都心の男子トイレ入り口の観葉植物(説明書きには「JR東日本グリーンパートナーズで働く障がいを持つスタッフが手入れをしています」とあった)
 

 

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