野村不動産は3月18日、琵琶湖に近い滋賀県大津市の分譲マンション「プラウドシティ大津京」が建物を利用する人々の心身の健康(ウェルビーイング)・快適性などに配慮した建築物として認定される「Fitwel(フィットウェル)認証」を取得したと発表した。
同認証は、米国疾病予防管理センター(CDC)と米連邦政府一般調達局(CSA)が主導して2017年に開発したもの。わが国では2例目で、住宅での認証は国内初。
12の評価項目のうち、評価の高かったのは、近隣の公共交通機関や商業施設、緑や遊び場の充実などの「立地・周辺環境の良さ」、EVホールのサインや階段のステッカー、階段の利用を促進する仕掛けなど「身体活動を活発にするための仕掛け」、ヨガスペースの設置、すべての共用スペースで自然を眺められる窓を設置などの「快適に住まうための共用スペース・サービス」の3項目。共用部には滋賀県産材のスギ材を多用している。
物件は、JR湖西線大津京駅から徒歩11分の15階建て全357戸。専有面積は63.83~174.16㎡。竣工予定は2023年11月中旬。施工は長谷工コーポレーション。
エントリー開始後1,000件超の反響があり、今年1月のモデルルームオープン後、360組の来場者を集め、2月下旬から販売を開始した第1期では100戸を供給。約7割の申し込みがある。購入者は地元大津市在住が4割で、京都や大阪府在住者の評価も得られているという。