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2022/09/09(金) 08:02

東京メトロの保守用宿泊所をSOHOにリノベ リビタ「メトロステージ代々木上原」

投稿者:  牧田司

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「メトロステージ代々木上原」

リビタが企画・プロデュースした東京メトロ所有の築44年の寄宿舎・休憩所をリノベーションして共同住宅(SOHO)に用途変更した「メトロステージ代々木上原」を見学した。全5戸の小規模ではあるが、「LIVING SPACE」と「BUFFER SPACE」を一体として利用でき、法人登記も可能にするなど賃借人の多様なニーズに応えられるのが特徴。

建物は、東京メトロの鉄道保守部門の宿泊・休憩所として使用されていた築44年の寄宿舎をSOHO型賃貸住宅へと用途変更してリノベーションしたもの。旧耐震ではあるが、診断の結果、耐震性には問題がないことを確認済み。構造躯体に変更は加えていない。

商品企画では、「LIVING SPACE」と「BUFFER SPACE」を一体として利用できるように提案。居室としての条件を満たすために窓を新設したり、腰窓を掃き出し窓にしたりしているほか、既存の窓には障子を新設。

さらに、法人登記も可能にしており、賃貸住宅と事務所との二重賃料負担をなくしている。

物件は、東京メトロ千代田線・小田急線代々木上原駅から徒歩2分、渋谷区西原3丁目に位置する敷地面積約285㎡、鉄筋コンクリート造地上2階建て延べ床面積約277SOHO型賃貸住宅5戸。専用面積は29.8455.95㎡。間取りは1R /1R+S /1LDK+S /1LDK+テラス。月額賃料は13.825.6万円。建築年は1978年。リノベーション竣工年は20229月。管理はリビタ。

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イメージ図

        ◆     ◇

これまで見学してきたSOHOSmall Office Home Office)はほとんどマンションタイプだったので、今回の物件は、それらとは全く異なっていた。

図を見ていただきたい。広さも形状も様々だ。例えば1階の101号室(約39㎡)。約14帖の住空間と約5.6帖のBUFFER SPACEが共用部の廊下を挟んで完全に分離されている。2階の201号室(約29㎡)は、半分が土間仕上げのBUFFER SPACEとなっており、202号室(約55㎡)は、従来は腰壁(腰窓)だったのを掃き出し窓にし、外部に広いルーフテラスを設置している。

賃料は、相場の坪1.51.6万円とそれほど変わらないが、新築並みにリノベした同社のソリューション能力が高いということだろう。既存の寄宿舎は数年間使用されていなかったそうだ。

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専用部

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専用部

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専用部(ルーフテラス付き)

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共用の屋上テラス

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階段室

 

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