大京は9月20日、環境省の「令和4年度 集合住宅の省CO2化促進事業」のうち「中高層ZEH-M(ゼッチ・マンション)支援事業」に「(仮称)盛岡菜園プロジェクト」(ZEH-M Oriented)、「(仮称)琴似1条プロジェクト」(同)、「(仮称)ライオンズ南塚口町7丁目」(ZEH-M Ready)の3物件が採択されたと発表した。
この結果、オリックスグループの大京と穴吹工務店が「経済産業省 高層ZEH-M(ゼッチ・マンション)実証事業」と「環境省 中高層ZEH-M(ゼッチ・マンション)支援事業」に採択された累計採択数は31物件になった。
両社は、開発する全ての新築分譲マンションで原則「ZEH-M Oriented」基準を満たす仕様で推進するとしている。
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これまで環境省の「中高層ZEH-M」は31物件、経産省の「高層ZEH-M」は33物件、合計64物件が採択されているが、うちオリックスグループは半分近くを占めている。天晴れ。
大京は、マンションの商品企画もそうだが、「環境共生」「ユニバーサルデザイン」でも業界をリードしてきた。なのに、最近は大手デベロッパー6社の後塵を拝している。戸数だけではないが、ブランディング、情報発信力に課題があるのではないか。