全18棟が完成し、残り1棟となったコスモスイニシアの分譲戸建て「イニシアフォーラム尾山台」を見学した。昨年末に続く2度目の見学で、南西側の擁壁を緑生ブロックで緑化した外構が素晴らしい。
物件は、東急大井町線尾山台駅から徒歩12分~14分、世田谷区尾山台一丁目の第一種低層住居専用地域(建ぺい率40%、容積率80%)に位置する開発面積約2,900㎡の全18区画。先着順で分譲中の住戸(1戸)の土地面積は140.02㎡、建物面積は103.22㎡、価格は15,480万円。建物は2022年5月竣工済。構造・工法は木造(在来軸組工法)・2階建て。施工は西武建設(12棟)と細田工務店(6棟)。
工事は第1工区(5区画)と第2工区(13区画)に分けて行われており、第1工区の第1期1次5区画は昨年末に分譲され、11組が申し込むなど人気となった。第2工区は今年7月から分譲開始され、残りは1億5,480万円の1戸のみ。 これまで来場者は約180組。
◇ ◆ ◇
物件特性などは昨年末の記事を参照していただきたい。今回の取材の目的は、最初に見学したときは工事中だった南西側の擁壁がどのように整備されたかを確認することにあった。
写真を見ていただきたい(プロが撮影した写真は同社から送ってもらうようになっており、来週火曜日あたりには差し替える予定)。建基法上では地階となる高さにして2~3mはありそうな擁壁は緑生ブロックによって見事な緑化が図られている。来場した人もその見事さに驚くようだ。
現在分譲中のモデルハウスも素晴らしかった。1階部分のリビング(約20畳大)は周囲の建物の2階部分に当たり、しかも南側は坂下に当たるので広々とした眺望が広がり、天気のいい日は富士山も眺められるという。2階の主寝室の天井高は約3.5メートルあり、テレワークなど多目的に利用できる洋室(約5畳大)と浴室の乾燥機能と一体的に利用できるよう洗面室に設置されていた物干しポールの提案がいいと思った。
また、モデルハウスの観葉植物は全て本物だったのが嬉しい。読者の皆さんは高額だからと思うかもしれないが、同社はすべてではないが、モデルルーム・モデルハウスの観葉植物は本物を使っている。同社分譲事業部分譲一部プロジェクトマネージャー・藤田裕子氏は「わたしはフェイクは好きではありません。本物をスタッフが水遣りなどを行うと好きになるものです」と話した。
建ぺい40%・容積80%の風致地区 雙葉も近接 コスモスイニシア「尾山台」人気(2021/12/22)