プロ野球ヤクルトスワローズの村上選手が、ペナント最終戦の143試合目で巨人・王選手の記録を抜く56本の本塁打を神宮球場で放ち、なおかつ86年のプロ野球の歴史の中で、わずか7人しかいない本塁打、打点、打率でトップという「三冠王」を、しかもプロ入りしてから5年目の22歳という史上最年少で獲得したことから、同チームのトップスポンサーであるオープンハウスグループが当初公表していた「56本以上打ったら東京の家1億円プレゼント」を、荒井正昭社長の〝ツルの一声〟で「好立地の東京の家 上限価格:3億円(税込)プレゼント」に大幅修正したことから、その成り行きが注目されているが、いまのところ動きはなく、ヤクルトがCSに負けたらその後、あるいは日本シリーズまで勝ち進んだら、話し合いはシリーズ最終戦の10月30日(日)以降になることが分かった。同社グループ広報担当者が明らかにした。
記者は、同社グループが分譲している価格が3億円のマンションはないはずで、同社グループが分譲(仲介もありか)する土地に建物を建てて贈呈する可能性が高いのではないかと考え質問した。広報担当者はそれを否定しなかった。
地価公示では、都内の高級住宅街の住宅地は坪単価200~300万円で、都心の商業地は1,000万円前後だ。村上選手が田園調布や成城学園を希望する可能性は低く、ヤクルトの本拠地の神宮外苑周辺となると30坪で約3億円だ。それだと建物が建たないので、もっと狭くなるのか。
記者が「渋谷区北参道には坪1,000万円で1戸3億円くらいのいいマンションが分譲されていますが、他社物件は対象外ですか」と聞いたら、「他社物件を仲介してプレゼントすることは考えていない」とのことだった。やっぱり、渋谷区あたりの敷地が20坪くらいの戸建てになるのか。(渋谷区内でも地区計画で最低面積を30坪以上と定めているところあり)