「MIRARTH(ミラース)ホールディングス」は10月13日、「創業50周年記念祝賀会」をパレスホテル東京で開催。今年9月に創業50周年を迎えたのを機に10月1日付で持ち株会社体制に移行し、商号を「タカラレーベン」から変更したのを祝すイベントで、同社代表取締役兼グループCEO兼グループCOO兼社長執行役員に就任した島田和一氏は「不動産総合デベロッパーの枠を超えて、50年、100年の未来を志向する未来環境デザイン企業へと進化させていく」と挨拶した。
創業社長でタカラレーベン取締役会長・村山義男氏(76)も奥さんと車椅子で参加し、発声することはできなかったが、血色はとてもよく「島田、よくやった」と言いたげだった。
祝賀会には、村山氏の高校時代の同期で山田建設会長・山田健治氏(76)も出席。「村山は臆病(慎重=記者注)だったのが幸いした。だからバブルを乗り越えられた。引き際も立派だった。島田さんはいいところを引き継ぎ、新しい事業にチャレンジしここまで成長させた」と称えた。
また、村山氏と山田氏と同い年の日神グループホールディングス創業者の神山和郎氏(76)が登壇し、「村山さんと山田さんと組めば何かできると考えたときもあったが、実現しなかった。後悔している。島田さんには業界のリーディングカンパニーになって業界を引っ張っていただきたい」と祝辞を述べた。
祝賀会には招待客約850名、社員約250名、合計約1,100名が参加し、同ホテルのコロナ以降の最多参加者イベントとなった。
浮利を追わず 今後も貫くか 「MIRARTH(ミラース)HD」へ移行 タカラレーベン(2022/10/1)