特別優良賞を受賞したみなさんの記念写真
ポラスグループのポラスは10月16日、未就学児を対象にした「第4回ポラスグループおえかきコンクール」表彰式を行った。全国から応募があった2,521点の中から特別賞12点、特別優良賞20点など592点が表彰された。表彰式会場のポラテック本社「ウッドスクェア」には各審査委員、受賞した子ども・父母ら約90名が参加。模様はオンラインでも配信された。
表彰式でポラスグループ代表・中内晃次郎氏は「どれも色とりどりで素晴らしく、子どもならではの自由な発想で、まさに『夢の家・街』が生き生きと表現されていました。大人では考えつかないような作品ばかりで、元気いっぱいに描かれている様子が伝わり自然と笑顔になります」と挨拶した。
審査委員長・若色欣爾氏(越谷市住まい・まちづくり協議会会長)は「未就学児の皆さんにとって、絵を通して自分の夢を表現することは大変難しいと思いますが、毎回の審査をさせていただき、皆さんの発想と感性に感動と喜びを覚えます。素晴らしい企画ですので末永く継続されていくことを望みます」と講評した。
コンクールは、「住んでみたい夢の家・街」をテーマに、子どもたちに絵画でのびのびと表現してもらい、豊かな感性を育んでもらうのが目的で、同社の事業エリアである越谷市、さいたま市、草加市、松戸市、柏市、流山市などの後援を得て実施しているもの。後援各市の市長など12氏のコメントも披露された。
受賞作は越谷市中央市民会館、草加アコスホール、ポラスグループ中央住宅流山市内事業所、松戸市文化センター、さいたま市文化センターでも展示される。
中内氏
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未就学の段階で絵画も含め表彰されたことなど全く記憶がないが、絵を描くのが好きで、中学1年のときだったか、三重県やら全国の大会に展示された記憶があり、多少の審美眼を持ち合わせていると思う小生も、会場に展示された優良賞160点も含めて鑑賞した。中内氏をはじめ各市長、審査委員の方々が激賞したようにみんな素晴らしい作品ばかりだった。
甲乙などつけたくないが、もっとも絵画としての完成度が高いのは越谷美術協会賞を受賞した木塚彩音さん(6歳)の「くらげのおうち」だと思った。発想が素晴らしく色鉛筆、水彩絵の具、クレヨンを使った構図、色づかいが抜群だ。
もう一つ、未来の宇宙を描いた本川蒼平さん(6歳)の「わくせい 丸ごと 町 ハウス」の作品が「SDGs賞」を受賞したのに驚いた。
木塚さんと本川さんに感想を聞いた。二人とも絵画教室などに通っているわけではなく、ご両親も絵筆をとっていないようだった。木塚さんは小学2年生の姉の影響を受けており、本川さんは小学5年生の兄からSDGsのことを教えてもらっているそうだ。二人とも「とても楽しかった」と話した。
お父さん、お母さん、お子さんのこの豊かな表現力の芽を摘まないで頂きたい。こどもの芸術的表現力を削ぐのは親であり大人であり社会だ。