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2022/11/11(金) 21:25

資産価値と共に居住価値の見える化に全力 適正評価制度 マンション管理協

投稿者:  牧田司

 マンション管理業協会は1110日、恒例の記者懇親会を開催し、同協会副理事長でマンション管理適正評価制度委員会委員長・福田明弘氏(野村不動産パートナーズ社長)は「今年4月から制度をスタートさたが、不動産流通会社やポータルサイトとの連携ができており、会員各社へのアンケートの結果、公開件数は今年度末までに1,000件、3年後には1万件超になる目途がついた。居住価値の見える化を図ることによって、資産価値だけでなくハード・ソフト両面で中古マンションが適正に評価されるよう、業界を挙げて取り組んでいく」と語った。

マンション管理適正評価制度は、良好な管理のマンションが中古市場で適正に評価されるようにするために設けられた制度で、マンションの管理状態を①管理体制②建築・設備③管理組合収支④耐震診断関係⑤生活関連の5つのカテゴリー、30項目について評価し、5つ(特に優れている)からなし(管理不全の疑いあり)まで6段階でインターネットを通じて公開するもの。

これまで同協会ホームページのほか東急リバブル(83日)、三井不動産リアルティ(929日)、アットホーム(118日)が各社のWEBで公開している。

111日現在、登録物件は100件に達しており、うち★5つは39件、★4つは37件、★3つは23件、★2つは1件。(10日までに129件に達したと報告された)

           

まだ登録件数は100物件だから答えは返ってこないとは思ったが、「の数が多い物件の販売スピードが上がったとか、成約価格が想定を超えたとかのデータはないか」と質問した。やはり「データはまだ集まっていない」(福田氏)とのことだった。

しかし、同協議会は制度の成果を立証するため学識経験者と民間調査会社に調査を依頼していることを明らかにした。

どのようなマンションが高い評価を受けているのか、成約価格は周辺相場と比べてどうなのか、管理会社別ではどうか、さらには分譲デベロッパー、施工会社との関連性はあるのかないのか興味津々。

 記者は、★2つとか★1つなどの低い評価しか受けていない物件が★1つでも2つでも上積みできるような支援も欠かせないと思うが…。

「三井のリハウス」でもマンション管理適正評価表示スタート(2022/10/4

 

 

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