野村不動産は3月31日、事業協力者として参画している「新橋駅西口地区市街地再開発事業、以下本再開発事業」区域内の遊休地を活用し、街の賑わいづくりの拠点として、環境に配慮した木造の「新橋ぷらっとホーム」を建設したと発表。再開発事業後も見据えたエリアマネジメントによる、地域活性化の拠点として地域の情報発信やイベント等を開催していく。
室内に木材を多用した1階には、カフェ・イベントスペースを設け、地域の情報発信や賑わいづくりのためのワークショップなど定期的なイベントを実施。2、3階には再開発準備組合事務所を設置する。
建設に係るCO2排出量は約93トン、鉄骨造、RC造と比べそれぞれ約63トン、約17トン削減が見込まれ、構造躯体に使用する木材は32㎡、炭素固定量は49トン(CO2ベース)。建築地(94.10㎡)の約18倍の広さにスギを植林したときの炭素固定量に相当。使用した一部木材は解体後に本再開発事業における新設建物へ再利用する。
物件は、JR・東京メトロ銀座線・都営浅草線新橋駅から徒歩3分、港区新橋3丁目の敷地面積94.04㎡、木造3階建て延床面積213.75㎡。1階カフェ・イベントスペース、2・3階事務所。設計・施工は住友林業、竣工は2022年12月。1階カフェ・イベントスペースは、営業時間:平日8:00~21:00、主なメニュー:ブレンド(400円)、シングルオリジン(550円)、レトロプリン(450円)。