「ヴェレーナグラン菊名の杜」
大和地所レジデンスが分譲中の30周年記念物件「ヴェレーナグラン菊名の杜」を見学した。菊名駅から徒歩13分の第一種低層住居専用地域の東傾斜の高台に位置する全125戸で、第1期1次47戸を分譲開始して1か月で35戸に申し込みが入っている。近隣物件と比べ価格(単価)が相対的に安く、眺望が開けている全86タイプのプラン、小・中学校に近い居住環境のよさに人気が集まっている。
物件は、東急東横線・JR横浜線菊名駅から徒歩13分、横浜市鶴見区上の宮一丁目の第一種低層住居専用地域(建ぺい率60%、容積率100%)に位置する開発面積約10,292㎡の4階建て全125戸。専有面積は先着順で分譲中の住戸(23戸)の専有面積は70.15~94.67㎡、価格は5,798万円~8,798万円(最多価格帯5,800万円台)、坪単価は297万円。竣工予定は2024年10月中旬。設計・管理は設計集団宙組。施工は大勝。デザイン監修はインターデザイン・小寺源太郎氏、植栽計画は東邦レオ。
今年1月28日にモデルルームをオープン、これまでの来場者は、ゴールデンウイークまでの予約約50件含め約400件。3月17日に第1期1次として47戸を供給し、これまで35件の申し込みが入っている。
来場者・購入者の属性は、居住地は横浜市港北区と鶴見区を中心に市内が約6割、都内は約2割など広域から集客できているのが特徴で、年代は30代のファミリーが中心。
モデルルームは、プレミアム住戸として22戸用意したうちのロフト付き80.6㎡(4戸)。主な基本性能・設備仕様は天井高3.3m(ロフト含む)、リビング天井高2.8m、サッシ高2400ミリで、二重床・二重天井、メーターモジュール廊下幅、奥行き1メートルの幅広御影石キッチン天板、御影石洗面カウンター、食洗機、ミストサウナなど。
同社は人気の要因として、菊名駅圏など周辺物件の坪単価は340~370万円になっているのに対して、相対的に安く、敷地形状が東下がりの比高差20mの6棟構成とし、ルーフバルコニー、メゾネット、スキップフロア、ロフト付きなど86タイプのプランを提案し、保育園・小・中学校に近接していることなどをあげている。
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商品企画は1か月前に見学した全193戸の「ヴェレーナシティ パレ・ド・マジェステ」とよく似ているので、そちらの記事を参照していただきたい。
この物件以外の東横線沿線のマンションは最近見学していないので比較はできないが、総合的な商品企画はまずどこにも負けないのではないか。
同じ30周年記念プロジェクト「ヴェレーナグラン北赤羽マスタープレイス&マナープレイス」(全318戸)の第1期1次125戸は坪単価330万円で、約8割に申し込みが入ったという。
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