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2024/05/09(木) 17:39

コスモスイニシア 2024年3月期 宿泊事業が増収増益に寄与 マンションは減益

投稿者:  牧田司

 コスモスイニシアは5月9日、2024年3月期決算を発表。売上高1,245億円(前期比1.0%増)、営業利益74億円(同50.7%増)、経常利益66億円(同49.5%増)、純利益42億円(同21.4%増)となった。ソリューション事業やマンション事業などが減益となったが、宿泊事業がインバウンド需要の増加に伴い事業環境が改善したことなどから増収増益に寄与した。

 2025年3月期予想は、売上高1,340億円(前期比7.6%増)、営業利益680億円(同7.8%増)、経常利益69億円(同3.3%増、純利益47億円(同9.8%増)。年間配当は26円(前期は20円)と増配を予想。

 セグメント別では、レジデンシャル事業は売上高434億円(前期比5.9%増)、セグメント利益6億円(同64.9%減)と増収減益。新築マンションやリノベーションマンションの引渡戸数が増加した一方、販売が長期化した一部完成在庫に対する棚卸資産評価損を計上したことなどに減益となった。

 新築マンションの引渡戸数は476戸(前期427戸)、売上高230億円(同200億円)、売上総利益率は22.8%(同22.5%)、未契約完成在庫は232戸(同293戸)。リノベーションマンションの引渡戸数は367戸(同313戸)、売上高190億円(同160億円)、売上総利益率は11.8%(同13.4%)。

 リューション事業は、売上高489億円(前期比12.6%減)、セグメント利益25億円(同51.8%減)を計上。引渡し数が減少し、利益率が低下した。

 宿泊事業は、ホテル施設運営の平均客室単価・稼働率が改善し、ホテル施設販売において高収益施設の引渡があったことなどから、売上高223億円(前期比93.9%増)、セグメント利益62億円(前期はセグメント損失9億円)を計上。

 

 

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