ケイアイスター不動産は5月13日、2024年3月期決算を発表。売上高2,830億円(前期比17.0%増)、営業利益113億円(同40.8%減)、経常利益101億円(同45.1%減)、純利益68億円(同42.1%減)となった。売上原価が上昇した一方、コロナ禍で高く推移した分譲戸建て需要が正常化したことが響いた。売上高営業利益率は4.0%(同3.9ポイント減)と低下した。
セグメント別では、分譲住宅事業は、新規エリアへの進出やM&Aなどにより販売棟数は前期比1,075棟増加の7,842棟(土地販売含む)を計上。売上高は2,730億円(前期比407億円増)となったが、セグメント利益は売上原価が増加したこと、新型コロナウイルス感染症の影響により高く推移していた不動産需要が正常化したことなどで144億円(前期比71億円減)となった。
注文住宅事業は、販売棟数は360(前期比50棟減)、売上高は54億円(同13億円減)となったが、規格型平屋注文住宅の売上高が順調に推移したことなどからセグメント利益は79億円(同5億円増)と増益となった。
2025年3月期予想は売上高3,200億円(前期比13.0%増)、営業利益145億円(同27.6%増)、経常利益120億円(18.5%増)、純利益73億円(同6.5%増)を見込む。年間配当は130円(前期は180円)の減配予想。