三菱地所は8月14日、ベトナム・ハノイ市で2物件合計16億シンガポールドル超(1,776億円超)、約6,000戸の大規模分譲マンション開発事業に参画したと発表した。同社は2010年にベトナムに事業参画してから分譲事業では6物件3,573戸を販売しているが、今回の2物件のプロジェクトはその2倍近くになる。竣工は2026年以降。
事業参画するのは、シンガポールのデベロッパーCapitaLand Development社とFar EastOrganization社との共同による「Lumi Hanoi(ルミ ハノイ)」と、CapitaLand Development社と野村不動産との共同による「The Senique Hanoi(ザ セニーク ハノイ)」の2物件。
前者は、ハノイ市の新市街エリアまで車・オートバイで約10分、ミッドタウンまで約20分のハノイ市西部に位置する敷地面積5.6ha、総戸数約3,950戸。総売上高約10億シンガポールドル超(約1,110億円超)。戸数は同社の海外住宅案件として過去最大。建物は29~35階建ての9棟構成で、主要間取りである1BR~4BR(専有面積:42㎡~410㎡)に加え一部メゾネットやペントハウス住戸などを販売する。異なる外資系の設計事務所がコンセプトデザインを手掛ける。竣工予定は2026年。
後者は、人工ラグーン(海水遊泳施設)や湖、自然豊かな公園、テーマパーク、インターナショナルスクール、大学、ショッピングモール、病院など多種多様な施設が揃うハノイ市東部に位置する敷地面積2.1ha、総戸数約2,150戸。総売上高約6億シンガポールドル超(約666億円超)。建物は地上37階建て3棟構成で、主要間取りである1BR~4BR(専有面積:42㎡~430㎡)に加え一部メゾネットやペントハウス住戸も開発予定。竣工予定は2027年。