多摩平の一等地に建つ
伊藤忠都市開発他「クレヴィア豊田多摩平の森RESIDENCE」
「クレヴィア豊田多摩平の森RESIDENCE」完成予想図
伊藤忠都市開発、三菱地所レジデンス、大栄不動産の3社共同事業マンション「クレヴィア豊田多摩平の森RESIDENCE」を見学した。経済産業省の「スマートマンション導入加速化推進事業費補助金(MEMS導入事業)」の交付を受けた商住複合再開発マンションだ。
物件は、JR中央線豊田駅から徒歩5分、日野市多摩平二丁目(多摩平の森重点まちづくり計画区域内)に位置する13階建て全440戸の規模。専有面積は65.62~93.80㎡、価格は未定。設計・施工は三井住友建設。竣工予定は平成27年1月末。販売代理は伊藤忠ハウジング。
全住戸にびアイピー・パワーシステムズ(IPPS)のMEMSサービスである「電力一括購入サービス プラス」が導入されるほか、「電力使用量の見える化」「電力需要のピークシフト」「電力使用量の低減」などでの導入で、マンション全体の電力使用量を10%削減する。
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現地は、約48ヘクタールにものぼるUR多摩平団地の建て替え事業を中心に計画的に街づくりが進められているエリアのほぼ中央に位置し、隣接地には「イオンモール」が2014年春にオープンする。「多摩平の森」と称されるように既存樹の巨木が敷地内外に残される。これだけでも価値がある。また、「TSUKURIE (ツクリエ)」によって間取りが自由に変更できるのも特徴で、現地のパソコンを使ってイメージが描けるようにしている。
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まだ坪単価などは明らかにされていないが、記者が予想した坪160~170万円を越える可能性が高い。ひょっとすると180万円を突破するかもしれない。昔から多摩平の公団団地を知る者の一人として信じられない価格だ。
果たしていくらになるのかと、「TSUKURIE(ツクリエ)」がユーザーにどう評価されるのかに注目したい。このマンションの成否は今秋分譲の多摩エリアの物件にも大きな影響を与えそうだ。