国土交通省は9月30日、令和6年8月の住宅着工動向をまとめ発表。総戸数は66,819戸で前年同月比5.1%減、4か月連続の減少となった。利用関係別では持家は19,597戸(前年同月比6.6%減、33か月連続の減少)、貸家は28,939戸(同1.4%減、先月の増加から再びの減少)、分譲住宅は17,240戸(同12.0%減、4か月連続の減少)。分譲住宅の内訳はマンションは7,501戸(同5.0%減、先月の増加から再びの減少)、一戸建住宅は9,578戸(同17.4%減、22か月連続の減少)となっている。
首都圏分譲住宅は7,535戸で、前年同月比20.9%減少。マンションは3,330戸(前年同月比20.8%減)、で都県別は埼玉県310戸(同20.3%減)、千葉県 301戸(同49.8%増(、東京都1,574戸(同34.3%減)、神奈川県1,145戸(同6.0%減)。
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興味深いのはプレハブ住宅とツーバイフォー住宅の動向だ。令和6年1~8月では、プレハブ63,206戸(前年同期比10.7%減)で、ツーバイフォーは62,845戸(同 8.6%増)となっており、その差はわずか361戸。
プレハブは令和4年以降、ほぼ毎月10%前後で減少しており、一方のツーバイフォーは減少する月もあるが増加傾向にある。このまま推移すれば、暦年ではツーバイフォーがプレハブを上回る可能性が高まった。昭和49年(1974年)にツーバイフォーオープン化されてから50年の歴史で初めてプレハブを抜くことになる。