大京とグループ会社の穴吹工務店は10月3日、世帯年収1,200 万円以上のパワーカップル男女500人を対象に住まいに関する調査結果をまとめ発表。パワーカップルの8割が「自分の人生は豊かなほう」と考えており、人生を豊かにするためには「家族と一緒に過ごす時間」を大切にし、住まいを選ぶ条件では「省エネ性」「資産価値」「防災性」など環境性能や将来性を重視する傾向も明らかになった。
調査は、①1都3県の世帯年収が1,200万円以上の共働きの20~60代のマンション購入意欲がある男女500人②1都3県のパワーカップル以外の20~60代のマンション購入意向がある男女500人を対象に行ったもの。
結果によると、いまの人生は豊かと思うかの問いには、パワーカップルの約8割が「豊かだと思う」と回答した。人生を豊かにするために大切にしていることを聞いたところ、パワーカップルの55%の人が「家族と一緒に過ごす時間」を挙げた。パワーカップル以外(44%)より11.2ポイント高かった。
住まいの役割について聞いたところ、パワーカップルは「安らぎやくつろぎを感じるためのもの」(65%)「家族と一緒の時間を過ごすためのもの」(58%)と回答。パワーカップル以外よりポイントが高かった。
暮らしの中で大切にしたい言葉では、パワーカップルは「健康」(60%)「安心・安全」(52%)「自由」(47%)の順となり、パワーカップル以外とほぼ同じ結果となった。両者を差分順に見ると、パワーカップルは「品格」39%(パワーカップル以外は29%)、「上質」37%(同27%)、「成長」36%(同27%)となった。
理想の自己イメージを聞いたところ、パワーカップルは「信頼できる、頼りがいがある」(47%)「健康的、健やか」(45%)「知的、賢い、優秀」(42%)が上位に、パワーカップル以外は「優しい、思いやりがある」(45%)「健康的、健やか」(45%)「信頼できる、頼りがいがある」(42%)が上位となった。
家族と一緒の時間を過ごすために今後重視することについての問いについては、パワーカップルは「省エネ設計」(24ポイント)「将来的な資産性」(36ポイント)「防災性」(24ポイント)「耐震性」(43ポイント)「断熱性」(32ポイント)が上位になった。
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記者はパワーカップルでもないし年代も異なるので何とも言えないが、自分の人生を前向きにとらえているのは結構なことだ。世帯年収が1,200万円あれば「人生は豊か」と考えるのは理解できる…「一人口は食えぬが二人口は食える」のことわざ通りだ。住まいに「省エネ」「防災」゜断熱性」を求めるのは正解だと思う。
アンケートに倣って理想の自己イメージに回答しようと思ったが、パワーカップル、パワーカップル以外の回答に自分が当てはまるものはほとんどないのに愕然とした。信頼できる、頼りがいがある人間では断じてないし、健康的でも健やかでもない。品格、知的、賢い、優秀、清潔、落ち着きとは真逆であるという自覚はある。