「AQチーム匠」(前列左から3人目が稲山氏、その左がAQ Group宮沢社長)
AQ Groupは10月10日、木造耐力壁の強さを競う第7回「カベワングランプリ」でAQ Groupが主体のチーム「AQチーム匠」が3年連続トーナメント優勝を達成したと発表した。
カベワングランプリは、20年の歴史を持つ「木造耐力壁ジャパンカップ」を前身とするイベントで、今回の第7回を含めると通算27度目となる。大会発起人は東大名誉教授・稲山正弘氏。AQ Groupは20年以上前からスポンサーとしても参加しており、大会を支えてきた。
AQチーム匠は、稲山氏とタッグを組み、複数回のトーナメント優勝や総合優勝を獲得しており、昨年は大会史上最大耐力となる71.2kNを記録している。同社の準木造8階建て本社ビルの技術もカベワンGRが発祥。
今回の大会では、本社ビルにも採用されている「相欠きのジャンヌダイク」で参戦。決勝戦では東京大学木質材料学研究室・網中木材と対決。50kNを超えたあたりでAQチーム匠の耐力壁に亀裂が入ったが、そこから粘りを発揮し53.5kNの段階で相手チームの耐力壁が破損し、大接戦の末の勝利となった。
優勝した「相欠きのジャンヌダイク」壁