大成建設とチャレナジーは10月23日、三井不動産の協力を得てわが国初の超高層ビルの屋上に垂直軸型サボニウス式風車「サボニウス式風車」を30階建て「横浜三井ビルディング」に設置し、2025年4月から実証に向けた実験を行うと発表した。
「サボニウス式風車」は、従来の水平軸型プロペラ式風車「プロペラ式風車」には風車の風切り音や発電モーターの振動などの問題に加え、広い設置面積を要することや所定の風速や風向が安定しないと効率的な発電ができないことなどの課題があるのに対し、①装置の設置に必要な面積が小さく、軽量なため、設置場所の選定や組立が容易②全方位からの風を受けて24 時間連続で悪天候時でも発電が可能③低騒音・低振動で、バードストライクを回避可能-などの特徴がある。
チャレナジーは、東日本大震災に伴う福島の原発事故をきっかけに日本のエネルギー問題に着目し、次世代に安心安全なエネルギーを供給することをミッションに設立された。