第36回RBA野球大会(第9回国土交通省 不動産・建設経済局長杯)水曜ブロック準決勝戦が12月4日(水)、大宮健保グラウンドで行われる。いつものように記者のどっちも〝勝って〟予想。
住友不動産販売-ミサワホーム東京
ミサワ東京が優勢。先発は、ここ2戦好投したトモキ(肥後)か、サイドスローの西島か。どちらが投げても、住友販売打線を最少失点に抑えると見た。打線は、北斗が絶好調。前試合は3安打猛打賞3打点の活躍。懸念材料は下位打線はやや弱いこと。
住友販売は、予選、決勝トーナメント含め2試合しか行っておらず、よく読めない。前試合で先発した小松平は、味方の拙守もあったが、初回は制球が定まらず3失点した。打線が奮起したからこそ勝てたが、今度は失敗は許されない。
先発はそれともかつての大エース伊藤博か。最近は精彩を欠いているが、まだまだ老け込む歳ではない。先発して、あっと言わせるシーンもあるか。相手がトモキ先発なら得点シーンはありそうだ。
東急リバブル-三井不動産リアルティ
準々決勝戦までは○印をつけた三井不動産リアルティが▲の東急リバブルより強いと見ていたが、前試合でリバブルは〝怪物〟竹内を新婚旅行で欠きながら、新人の半田、吉安が2人で3安打2打点2得点の活躍を見せた。竹内は新婚ボケがあるかもしれないが、この3人が揃ったら、3度は打順が回るはずだから破壊力は半端ではない。三井不動産リアルティの佐橋投手が抑えられるかどうか記者も全くわからない。
リバブル打線はこの3人だけでない。記者はいつも9番を打つ羽方が曲者だと思う。羽方は何でもできる。実質的には羽方-半田-吉安-竹内-奥富(この打順になるかどうかはわからないが)の順になる。
投手は昨年の優勝投手・井上が完全復調したと見た。前試合は旭化成ホームズ打線をほぼ完ぺきに抑えた。三井リアル打線は、井上がこれまで戦ってきた相手よりもはるかにしつこい攻めを見せるので、無駄な四死球が命取りになることも想定したい。
三井リアルはどうか。ここ数年の三井リアルの弱点だった〝弱投〟を返上。佐橋投手は、若さ溢れる高校野球の投手を見るようで、気持ちがいい。問題は、先に挙げた相手の主力打者を抑えることができるかどうか。前試合では野村ソリューションズの主砲・山際をストレート1本で3球三振に切って抑えた。見事だった。同じ投球を見せ、抑えれば勝機を手繰り寄せるか(同じ攻めはまずしないと読んだが…竹内と真っ向勝負を挑むか)。
打線は、井上投手からは連打で得点するのは難しい。これまで見せたように、無安打でも得点できる機動力を発揮できるか。井上投手の弱点を探すとすれば、ときに制球を乱すことだ。ここに付け入るスキがある。
よって、予想は不可能。死闘は必至、神のみぞ知るだ。勝利したほうが優勝すると見た。