「プラウドタワー岡山」
野村不動産、JR西日本不動産開発は12月19日、参加組合員として参画している岡山市駅前の市街地再開発事業マンション「プラウドタワー岡山」第1期164戸の抽選販売を12月7日行った結果、最高価格3億6,998万円の住戸を含み、最高8倍、平均2.15倍で即日完売したと発表した。
JR岡山駅徒歩3分の再開発という立地に加え、免震構造、長期優良住宅などか評価され、申込者は約7割の地元岡山だけでなく首都圏や関西圏からの申し込みもあったという。
物件は、JR岡山駅から徒歩3分、岡山市北区駅前町に位置する敷地面積約3,249㎡、31階建て全422戸(分譲367戸)。竣工予定は2026年4月下旬。専有面積は44.92~193.87㎡。坪単価は355万円。
この他、再開発事業として16階建てのホテル棟(ホテル・商業施設・オフィス)と7階建て(1階がアミューズメント施設)が併設される。
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毎日、各社からプレース・リリースは20本くらい届く。この日(19日)、同社からリリースが届いたのは午前中だったが、リリースをチェックしたのはかなり酔っぱらっていた午後9時前だった。第1期の供給戸数の多さと競争倍率に驚いた。
記者は20年くらい前、減歩率が97%という前代未聞の広島県福山市郊外の土地区画整理事業「佐賀田土地区画整理事業(あしな台)」(19.5ha、342区画)を取材した帰りに、倉敷市に立ち寄ったことはあるが、岡山駅には一度も降りたことがない。20ある政令指定都市の中でも人口は下位(19番目)くらいしか知らない。
そのままコピペして記事化しても「か・ち・は・な・い」ので、坪単価を聞いてからアップすることに決めた。同社広報担当者に「牧田さんは、いくらだと思いますか」と問われたので、320万円と応えた。根拠として、大阪の「グラングリーン」の坪単価1,000万円を基準にし、札幌、仙台、福岡などは坪400万円を突破していることを勘案し、1,000×半値×8掛け×2割引きとした。320万円になる。(事業者と岡山県民の皆さん、申し訳ない。低く評価しすぎたか)
正解は上段で書いた通り。予想は外れた。まあ、大きくは外さなかったので良しとしたのだが、大和ハウス工業他「ONE札幌ステーションタワー」(坪単価400万円、1億円以上は130戸)が2021年11月から1年9か月で全542戸を完売したのと同じくらい〝プラウド〟はすごい。