「SAKANA&JAPAN FESTIVAL(魚ジャパンフェス)2025 in 代々木公園」「発見!ふくしまお魚まつり&食べて応援!ニッポンの幸エリア」
2月20日から24日の4日間、渋谷区・代々木公園イベント広場~ケヤキ並木で行われた「SAKANA&JAPAN FESTIVAL(魚ジャパンフェス)2025 in 代々木公園」と同時開催の「発見!ふくしまお魚まつり&食べて応援!ニッポンの幸エリア」を見学取材した。主催は前者がSAKANA&JAPAN FESTIVAL実行委員会、後者が発見!ふくしまお魚まつり実行委員会、後援は前者が水産庁、後者が復興庁/経済産業省/福島県。イベントは、全国各地の魚介料理を提供するフードフェスを通じて、日本の魚食の活性化を図るのが目的で、総店舗数は82ブース。主催者によると4日間で約20万人が集まった模様。
「魚ジャパンフェス」は、2019年2月に東京・代々木公園でスタートしたもので、東京・お台場、大阪・扇町公園の3会場で毎年開催されているもの。これまで累計来場者は約210万人。今回もアユやのどぐろの塩焼き、あんこう、イクラ、イカ、マグロ、カニ、カニの甲羅焼き、カキ、ホタテ、タコ焼き、日本酒、クラフトビールなどのブースはどこも長打の列ができていた。
「発見!ふくしまお魚まつり」は、東京電力ホールディングスが取り組んでいるもので、ノドグロ、ヒラメなどの福島各地の旬の魚介類を使った海鮮丼や郷土料理、地酒などが提供された。
アユ(左)とノドグロの塩焼き
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この種のイベントを取材するのは初めてだった。「代々木公園Park PFI」の取材の帰りに寄ってみたものだが、「報道」受付コーナーがあったので、写真撮影などの許可を得ようと申し込んだら許可された(事前申し込みが必要のようだったが)。
なにしろ、初めてだったのでどこと何と比較していいのかわからなかったが、代々木公園は「屋外フェスの聖地」と言われているようで、来場者の多さにびっくりした。いくつか声を紹介する。( )は記者
・30代の男性 世田谷区に隣接した川崎から家族4人で来ました。イベントはネットで知りました。予算? 1万円くらい
・60代の女性 墨田区から来ました。魚が好きで、毎年来ています。予算? いくらでも(イクラ丼を食べていた)
・20代の西荻窪、北海道、愛知出身の学生3人組 ネットで知ったので来てみました
・30代の男性 所沢から来ました。遠い? そんなことありません
・20代の女性 江戸川区から来ました。能登、石川を応援したい
・60代の夫婦 (久々、記憶にないくらいに味噌ラーメンを食べたが、あの野性的な味はせず、和風ラーメンの味がした)今は昔と違って、店によって味はまちまちですよ
・30代の女性2人 目的は他にあったのですが、長野市からです。値段? そんなに高くない
・30代と思われる女性 中国・北京からです。このほやのから揚げはとてもおいしい(記者はほやが大好きだが、ほやそのものの味は全くしなかった。ほやはそもそも夏のもの)
記者が食べたものでは(報道陣には無料チケット5枚がプレゼントされた)、大好きなアユの塩焼きが抜群においしかった。新潟産で養殖のはずだが、骨まで食べられた。ただ、1匹1,000円は高い。石川・七尾の蒸しカキは3個で1,000円。小粒だが安いと思った。
寒かったので、月桂冠の熱燗を飲んだ。月桂冠は甘口のイメージが強く、この40年間は飲んでいなかったが、甘みはそれほど強くなく、おいしかった。アルコール度数5度の「アルゴ5」を試飲させてもらった。水のように飲める。女性におすすめだ。福島・楢葉町の芋ようかん、富岡町のラーメンも買った。