「健康街づくりフォーラム総会2025」(ホテルニューオータニ)
金指氏
健康街づくりフォーラム(主催:生涯健康社会推進機構・構想日本)は4月21日、「健康街づくりフォーラム総会2025」を開催。フォーラムでは国会議員の小泉進次郎氏、鈴木憲和氏、深澤陽一氏3氏による地方創生をテーマにしたトークセッションのほか、北海道ニセコ町・片山健也町長と茨城県行方市・鈴木周也市長による事例紹介が行われた。100人を超える地方自治体・企業関係者が参加した。
フォーラムの冒頭、生涯健康社会推進機構理事長・金指潔氏(東急不動産ホールディングス取締役会長)は副理事長の新井一氏(順天堂大学前学長)、史上最年少市長誕生として話題になった元三重県松阪市長で顧問の山中光茂氏(しろひげ在宅診療所院長)を紹介したあと、「少子高齢化をはじめ様々な社会課題は待ったなしの状況。今ほど官民学が一体となって課題解決に向かうことが求められているときはない」とあいさつした。
「健康街づくりフォーラム」は、自治体だけでは解決が難しい地域の健康・医療・介護の課題を複合的に考え、政策立案段階から自治体と企業が同じテーブルで協議し、企業のノウハウや強みを活かした官民連携による解決策を目指す政策プラットフォーム。2025年3月末の会員は全国44自治体と29企業。今回の総会は5回目。
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この種のフォーラムの取材は難しい。誰が何を話したかを簡潔に記事にするのは相当の技術が必要になる。ましてや今回は国会議員3氏のトークセッションが目玉だ。ミスは許されない。3氏や片山氏と鈴木氏が何を話したかは必死でメモしたし、テープにも収めた。資料は配布されなかったので、スクリーンに映し出された画像もカメラに収めた。国会議員と首長、直接民主主義と間接民主主義、自治体と政治家の関係、地域コミュニティへの政治家の関わり方など興味深い話が出た。
しかし、政策よりも党派性を前面に出す職業政治家は好きではないし、距離を置いている。ほとんど記事にしたことはないので、今回も書かないことにする。
それぞれの選挙区である横須賀市・三浦市、山形県米沢市・西山町、静岡市市清水区・富士宮市、ニセコ町、行方市などの魅力、課題など興味のある方は調べていただきたい。
ごく少数の参加メディアには資料は配布されなかったことに対して、いつも取材で一緒になるC記者は抗議をしたが、メディア対応は主催者の勝手だし、取材しない選択肢は記者の側にもある。小生は誘いがあった取材にはNOと言わないことにしている。今回取材したのは、金指氏が好きだからだ。Cさん、メデイアは一部を除き、主催者にも読者にも歓迎されない、信用されないことを考えた方がいい。