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2025/05/11(日) 12:01

東急不動産HD 2025年3月期決算 売上高、各利益とも過去最高

投稿者:  牧田司

 東急不動産ホールディングスは5月9日、2025年3月期決算を発表。売上高1兆1,503億円(前期比4.3%増)、営業利益1,407億円(同17.1%増)、経常利益1,291億円(同17.0%増)、純利益775億円(同13.2%増)となり、売上高、営業利益、経常利益、純利益は、ホールディングス体制への移行前も含めて過去最高となった。

 セグメント別では、都市開発事業は売上高3,488億円(前期比4.5%減)、営業利益705億円(同32.7%増)。売上高は「Shibuya Sakura Stage」の通期稼働などで増収となったが、「住宅」では投資家向け売却等の減少などにより減収。営業利益は「Shibuya Sakura Stage」の売却益の計上、分譲マンションの粗利益率の改善などにより増益となった。期末のオフィス・商業施設の空室率は0.3%(同4.5P減)と引き続き低水準を維持。分譲マンションの計上戸数は1,006戸(同273戸減)、完成在庫は185戸(同58戸増)、次期売上予想に対する契約進捗率は76%(同2P増)となっている。

 戦略投資事業は売上高1,108億円(前期比2.6%増)、営業利益52億円(同65.9%減)。物流施設などの投資家向け売却等の減少による減収、インドネシアの分譲マンション計上戸数増などによる増収、北米における費用増加などにより増収減益となった。再生可能エネルギー事業は、全施設稼働後の総定格容量(持分換算前)は2,527MW(同699MW増)。

 管理運営事業は売上高3,658億円(前期比1.5%減)、営業利益250億円(同9.6%増)。リフォーム事業の譲渡や、東急スポーツオアシスの全株式譲渡に伴う連結除外などにより減収となったが、東急ステイを中心とした「ホテル」でのインバウンド需要の取込みなどにより増益となった。

 不動産流通事業は売上高3,454億円(前期比21.0%増)、営業利益508億円(同31.8%増)。「売買仲介」は取扱件数、取扱高の増加により、「不動産販売」は大型案件の取込みなどにより増収増益となった。

 2026年3月期業績予想は売上高1兆2,700億円(前期比10.4%増)、営業利益1,530億円(同8.7%増)、経常利益1,315億円(同1.8%増)、純利益850億円(同9.6%増)を見込む。年間配当金は1株当たり42.0円(前期36.5円)の増配を予定し、ROEは10.1%(前期末9.9%)を予想。

 

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