★「第28回 三井不動産SPORTS ACADEMY 『ラグビーアカデミー』」(東京ドームシティ ラクーアガーデン芝生広場、以下、★印写真は主催者提供)
三井不動産は6月28日(土)、「第28回 三井不動産SPORTS ACADEMY 『ラグビーアカデミー』」を開催。この日行われるJAPAN XV(ジャパン・フィフティーン)との対戦のため来日しているマオリ・オールブラックス選手や田中史朗さん(元ラグビー日本代表)、マヂカルラブリー 野田クリスタルさん、ラグビー芸人 しんやさんなどを招き、小学校低学年(1~3年生約25名)を対象にした実技やトークショーが行われた。身長166cmの田中さんが「ラグビーは誰でもできる」と話したのが印象に残った。
イベントに参加したのは、マオリ・オールブラックスのアントニオ・シャルフーン、コーリー・エヴァウンス、メイソン・シゥバエアさんの3選手、元オールブラックス代表のデイン・コールズさん、元ラグビー日本代表・田中史朗さん、マヂカルラブリー 野田クリスタルさん、ラグビー芸人 しんやさん。小学1~3年生の子どもとボール回し、タックル(ゲストが腰につけている帯をむしり取るゲーム)、トライなどの実技やトークショー、全員の記念写真撮影会が行われた。
トークショーでは、ゲストから「子どもたちにとって外国の選手と交流できるのはとてもいい経験になる」「ラグビーの可能性を広げるイベント」「(日本の)人と文化が好き」などの声が上がった。女の子から鋭い質問も飛んだ。「どうしたらボールを持って速く走れるのですか」と。マオリ・オールブラックスの選手は「ボールを両手でしっかり持って、脇を締めること」と本質的なことを話した。なるほど、体当たりされボールを落としたらノッコン(スローフォワード)を取られる。
ご主人とお子さんと一緒に観戦していた都内に住む30代の女性は、「ラグビーファンです。リーチ・マイケルさんがいる東芝が贔屓チーム。今季は13~14試合、秩父宮に通いました。イベントに参加したのは小学2年の下の子で、小学6年の上の子もラグビーをやっています」と、とても楽しそうだった。
三井不動産は2016年から「BE THE CHANGE」というスローガンを掲げ、スポーツの要素を盛り込んださまざまな街づくりを手掛けており、2024年4月に策定したグループ長期経営方針「&INNOVATION 2030」では「新たなアセットクラスへの展開」を事業戦略の一つとして、「スポーツ・エンターテインメントを活かした街づくり」を加速させ、リアルの体験価値を最大化することを目指している。
★背番号「31」は三井不動産の「ミツイ」だそうだ
★
★
★
★
★ ◆ ◇
ラグビーは高校のとき、体育の授業で習ったことしかない。先生から、タックルは足首にしろと教わったが、身長163cmしかない記者は、大きな生徒の太ももに抱きつき、そのままずるずると引きずられ、前進を阻めなかった屈辱的な思いしかない。サッカーもそうだが、猪突猛進そのもの、野蛮なスポーツだと決めつけた。
それでもスポーツはみんな好きだったので、大人になってからも50年以上、大学ラグビーや日本選手権、W杯などをテレビ観戦した。日本ラグビーは世界に通用しなかったので、劣等意識は深まるばかりだった。
ところが、W杯第8回(2015年)大会で世界の強豪・南アフリカに勝利したのをテレビで観ていた。日本中が沸き立った。〝ジャイアント・キリング〟という言葉が流行した。
田中さんが、リーチ・マイケルさんなどとともに日本代表選手だったのを最近知ったばかりだ。この日、身近で田中さんを見て、元神戸製鋼のラグビー選手だった大和ハウス工業代表取締役会長CEO・芳井敬一氏もそうだが、とても〝小さい〟のに驚いた。失礼だとは思ったが、「私は西武ライオンズファン。セカンドの滝澤選手は身長164cmですが、俊敏な守備力はトップクラス。田中さんの身長はいくつですか。ラグビーと身長は関係ないのですか」と聞いた。
田中さんは「私は166cm。努力は必要ですが、ラグビーは(背が低くても)誰でもできる」と答えた。夢と希望を与える言葉だ。この日参加した小さなラガーマンの中から日本代表が生まれるかもしれない。28回もSPORTS ACADEMYを開催してきた三井不動産と関係者にエールを送りたい。
左からマオリ・オールブラックス選手、コーリーさん、メイソンさん、アントニオさん
★田中さん
めっちゃ楽しい三菱地所など「仲通り綱引き大会2025」ソニー生命 2年ぶり4度目V(2025/5/22)
ラグビー世界最強NZ オールブラックス応援イベントに7000人超柏市×三井不(2019/9/14)