
「(仮称)日本橋本町一丁目5番街区計画」
三井不動産は11月4日、同社にとって「日本橋本町三井ビルディング&forest」に次ぐ2棟目のハイブリッド賃貸木造オフィスビル「(仮称)日本橋本町一丁目5番街区計画」を11月1日に着工したと発表した。
高層階の8~11階を純木造のオフィス空間とし、低層階の2~7 階にも主要構造部の一部にて木造耐震壁を採用することで、900 ㎥超の木材を活用し約660トンの二酸化炭素を固定化する。また、三井ホームが独自開発した木造技術「MOCXWALL」をオフィス向けに改良し国内初適用するほか、大径木(末口30㎝以上の丸太)の製材を活用、一般流通規格の木材を積極的に活用し、1万㎡超のオフィスビルで都内初、Nearly ZEB(事務所部分)を取得予定。建物のエネルギー消費量を基準値に対して75%削減する。同社グループが保有する約5,000ha(東京ドーム約1,063個分)の森林の木材も活用する。
施設は、中央区日本橋本町一丁目に位置する敷地面積約2,000㎡、鉄骨造・木造・一部SRC造11階建て延床面積約18,000㎡。設計は山下設計、施工は大林組。竣工予定は2028年2月末。


