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2026/02/26(木) 16:03

凄い!外階段に本物の木ルーバー自然素材多用した東建「Ave.Takanawa」完成

投稿者:  牧田司

①建物外観(昼).jpg
Ave.Takanawa(アベニュータカナワ)」 

東京建物は226日、品川駅高輪口から徒歩4分に位置するオフィスビル「Ave.Takanawa(アベニュータカナワ)」が完成したのに伴う記者発表会を開催し、32日に開業すると発表した。従前建物の歴史を継承し「まちのようなオフィス」をコンセプトに、人やまちとのつながりを重視した共用ラウンジや屋外テラスを設け、本物の木による大階段や観葉植物、アートを多用した空間を演出しているのが特徴。約7割が契約済み。

物件は、従前建物である「アベニュー高輪前川ビル」の建替えプロジェクトで、敷地は南北軸が約70mある細長い敷地で、敷地西側は国道15号(第一京浜)に接道。道路を挟んだ西側にはトヨタの東京本社ビルや京急のラグジュアリーホテルが予定されている再開発エリア。

1階エントランスホールは、外と内を緩やかにつなぐアルミメタル・パネル、レンガタイル、木製格子壁、観葉植物など自然素材を多用。屋外を通じて各階をつなぐ大階段は、手摺や上裏ルーバーに国産天然木(九州木材のエコアコールウッド)を採用。全フロアに執務室から気軽に出入りできる屋外バルコニーを設置。屋上階にはルーフトップテラスを設置。芝生や高木(リンボク)を植え、木製カウンターなども設置している。

オフィス基準階は1フロア約920㎡(約280坪)、最大4分割まで対応可能。スケルトン天井を採用することで、スラブ下で約3.8m、大梁下で約3mの天井高を実現。

5階には、館内ワーカーが自由に利用できる共用ラウンジ・テラスを備えた、1名利用から複数名利用まで多様なニーズに対応するシェアオフィスを設置。ラウンジとテラスは緑(ヤブニッケイなど)と木(オーク材のフローリング、ヒノキの本棚、レンガのテーブルなど)を取り入れた開放的な空間とし、貸会議室やドリンクサービス、ミニコンビニなども備えている。

6階には、セットアップオフィスおよびカスタムオフィスを用意。運営は東京建物グループのエキスパートオフィスが担当する。最大8分割が可能。

設計は、MOUNT FUJI ARCHITECTS STUDIOとともに基本計画段階から建物構想を作り上げ、建物全体としては、南北に長い敷地形状を生かし、南北にエレベーターや設備の中心となるコアを分散するスプリットコアの計画とし、両面採光・両面通風を実現するとともに、基準階執務室の奥行きを確保した。

1階と5階には世界的に著名な美術館に作品が収蔵される松山智一氏のアートワークを複数展示している。

1階には「THE CITY BAKERY」のほか、企業イベントやセミナー、交流会などに対応する多目的イベントスペース「グレイドパーク品川」が入居予定。

環境配慮・ウェルビーイングの取り組みとしては、BELS最高ランク(★5)、ZEB Ready(事務所部分)、CASBEE ウェルネスオフィスSランク、国産木材利用など。

施設は、JR・京急線品川駅から徒歩4分(JR高輪ゲートウェイ駅から徒歩8分)、港区高輪三丁目に位置する敷地面積約1,778㎡、鉄骨造・一部鉄筋コンクリート造10階建て延床面積約11,782㎡。事業主は東京建物と前川。設計はMOUNT FUJI ARCHITECTS STUDIO(デザイン監修含む)、安井建築設計事務所・戸田建設設計共同企業体。施工は戸田建設。

⑩大階段.jpg
大階段

②基準階内部.jpg
標準階フロア

③大階段.jpg
大階段

④屋外テラス.jpg
屋外テラス

⑦5階アート.jpg
5階アート

⑧1階アート.jpg
1階アート

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中村氏「入居率約7割は、想定以上の進捗です」

        ◆     ◇

 書かなきゃならない記事は他にもあるのだが、〝後入れ先出し〟だ。上段はほとんどリリースのコピペだ。施設にいて説明した同社都市開発事業第二部課長代理・中村真悠子氏と質疑応答の声はほとんど聞こえなかったが、見るべきものはしっかり見た。添付した外観写真(国道に面した西側)を見ていただきたい。

 凄いの一言だ。同社とデザイン監修・設計を担当したMOUNT FUJI ARCHITECTS STUDIO(原田真宏・原田麻魚)による「くの字」の外階段には、本物の木が採用されている。高層オフィスビルの外階段に本物の木が採用されているのを初めて見た。

 担当者に「何の木ですか」と聞いたら、「九州産のエコアコールウッド」と返ってきた。「いゃ、木の名前、日本語に訳して」と聞き返したが、返事はなかった。取材後、ネットで調べた。「エコアコールウッド」という木はなく、九州木材の特許製品「エコアコールウッド」の名前だった。〝アコール〟はフランス語で「調和」という意味だ。耐久性に優れた木材保存注入薬剤を使用しており、厳島神社、出雲大社などの寺社仏閣のほか、ガードレールにも採用されているという。

 建基法の改正により、大規模建築物を木の「現し」で表現することが可能になった。どんどん採用してほしい。記者は階段は滑り台にしたら大ヒットすると思うがどうか。

 更に拡大して、隈研吾氏が設計し、同社が分譲・整備した「豊島区役所」のように、せせらぎを流したらどうか。 

IMG_4716.jpg
大階段

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1階エントランス

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1階エントランス

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5階ラウンジ

屋上に里山とせせらぎ 格子デザインも美しい 豊島区新庁舎が完成(2015/3/26

 

 

 

 

 

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