旭化成ホームズ8月26日、30~79歳の既婚・配偶者同居者442名を対象に、高断熱戸建住宅(トリプルガラス仕様)と分譲マンションの「住まいの重視点・満足度・幸福度」を比較調査した結果をまとめ発表。住まいの総合満足度は、「大変満足」は高断熱戸建35.7%、分譲マンション13.5%で、高断熱戸建が約2.6倍の結果となった。
高断熱戸建ては「夏涼しく冬温かい」「家の中の静かさ」「冷暖房費の削減」など、住宅性能・快適性を重視。分譲マンションは「買い物の便利さ」「駅・バス停への近さ」「防犯性」など、立地・利便性を重視しており、両者に共通して、「地震への強さ」「広さ・部屋数」「間取り」「日当たり」も重視・満足度が高いことが分かった。
住まいに求める価値では、高断熱戸建では、「好奇心を満たしたい」「環境問題・社会に貢献したい」という意識がマンションより6~8ポイント程度高く、分譲マンションでは、「楽しみたい」「リセット・気分転換したい」という意識が約6ポイント高い結果となった。
「自宅の空間にいるとき、とても幸せ」と答えた割合は、高断熱戸建て36.2%、マンション19.8%で、約2倍となり、高断熱戸建では、断熱性能による温度差の少なさや静かさなど、居住環境そのものへの満足が幸福度につながっている可能性があり、特に水回り・個室で差が大きい結果となった。
調査の結果について、同社はマンション・戸建住宅とも価格や建築コストが上昇する中、住宅選びでは価格だけでなく、快適性、省エネ性能、居住性、満足度、幸福感など、購入後の生活価値が重要になっており、今回の調査は、こうした背景から、高断熱戸建と分譲マンションの居住者が何を重視して住宅を選び、実際の暮らしでどのような満足や幸福を感じているかを比較したとしている。
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興味深い調査結果だ。ただ、一つだけ疑問もある。居住水準が全く異なる戸建てとマンションの満足度を比較することは果たして適当かということだ。トリプルガラス仕様の戸建てなら、断熱性能だけでなく、他の居住性能レベルも高い戸建てと推測される。
一方で、マンションの断熱性能は調査結果からはわからないが、おそらく単板ガラスかせいぜい二重サッシだろうと思われる。ZEH水準のマンションは少ないはずだ。
さらに言えば、調査では住宅の基本的な質である「広さ」はどうか。戸建ては30坪くらいあると思われるが、一方のマンションはせいぜい22~23坪くらいだろう。
つまり、戸建て派とマンション派とでは、そもそも住宅選考の基準が異なる。個人的には、通勤・通学の利便性を犠牲にして、住環境、子育て環境を重視して戸建てを選択するユーザーの考え方を支持したい。
あからさまに言えば、地獄の沙汰も金次第ということだ。

