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2026/09/16(水) 12:15

中古マンション市場は〝踊り場〟へ 短期譲渡所得税如何で大波乱も レインズデータ

投稿者:  牧田司

 東日本不動産流通機構(東日本レインズ)は9月10日、首都圏の2026年8月度の不動産流通市場の動向をまとめ発表。中古マンションの成約件数は3,180件(前年同月比10.5%減)となり5か月連続で減少、成約坪単価は269,3万円(同3.8%減)で4か月連続で下落、成約価格は5,129万円(同2.8%減)で4か月連続で下落、専有面積は62.85㎡(同1.0%増)と3か月連続で拡大、在庫件数は48,235件(同8.2%増)で6か月連続して増加、在庫坪単価は393,9万円(同28.4%増)、在庫価格は6,939万円(同29.0%増)となった。

 中古戸建ての成約件数は1,941件(同1.9%増)、成約価格は3,960万円(同1.7%増)、土地面積は151.08㎡(同3.2%増)、建物面積は102.88㎡(同0.6%減)、在庫件数は23,277件(同1.2%減)で7か月連続で減少した。

◇      ◆     ◇

 今回の公表データから今後の中古住宅市場を見通すのは早計かもしれないが、中古マンション市場は〝踊り場〟に差し掛かり、今後年末にかけて論議される、投機目的の売買を抑制する短期譲渡所得税引き上げ率いかんによっては、大波乱もありうる。新築マンション市場への影響も少なくないはずだ。

 8月の市況をエリア別に見ると、成約件数は、東京都区部は1,265件(前年同月比20.6%減)と8か月連続で減少、多摩は297件(同9.5%減)と5か月ぶりに減少、横浜・川崎市は581件(同2.2%減)と2か月連続で減少、神奈川県他は227件(同9.2%減) と24年10月以来22か月ぶりに減少、埼玉県は412件(同5.4%増)と2か月ぶりに増加、千葉県は398件(同0.3%増)とほぼ横ばいながら2か月ぶりに増加した。

 成約坪単価は、東京都区部は437.9万円(同0.3%減)とほぼ横ばいながら20年4月以来76か月ぶりに下落、多摩は197.7万円(同9.1%増)と25年8月から13か月連続で上昇、横浜・川崎市は217.6万円(同0.5%減)とほぼ横ばいながら2か月連続で下落、神奈川県他は148.7万円(同9.0%増)と8か月連続で上昇、埼玉県は146.4万円(同2.0%増)と8か月連続で上昇、千葉県は137.5万円(同5.1%増)と2か月ぶりに上昇した。

 このことから、価格が比較的高い東京都区部や横浜・川崎の成約件数、成約単価の減少・下落が顕著で、郊外部では伸びは鈍化しているが引き続き好調な市場を形成しているとみることができる。

 

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