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2026/10/22(木) 06:50

ポラス 春日部駅から徒歩5分 商業地立地の戸建て19戸 販売手法も人気の要因か

投稿者:  牧田司

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「グランディニティ春日部 憧憬の邸宅」完成予想図

 ポラスグループ中央住宅は10月19日、分譲戸建て「グランディニティ春日部 憧憬の邸宅」の記者見学会を行った。駅近の利便性に加え、防犯性能などを高めた商品企画が評価され、7月の第1期7戸と、9月の第2期7は全て申し込みが入り、11月に分譲する残りの5戸も予約が入っているなど早期完売が確実となっている。

 見学会では、購入検討者向け説明会で行われたのと同じようにリンナイ、LIXIL、ナスタ、イクタの設備メーカー加わってそれぞれの特徴を説明。この販売手法も人気の要因の一つと思われる。

 物件は、東武スカイツリーライン・東武アーバンパークライン春日部駅から徒歩5分、春日部市中央一丁目の商業地域(建ぺい率80・90%、容積率400・360・240%)に位置する全19戸。第3期(5戸)の土地面積は100.80~116.07㎡、建物面積は97.08~104.58㎡、価格は5,880万~6,580万円。竣工予定は2026年12月。構造は2×4工法2階建て。施工はグローバルホーム。

 現地は、2024年に閉店したイトーヨーカドー春日部店と同駐車場跡地で東武鉄道などが計画している450戸超の大規模マンション計画地に隣接。従前敷地は駐車場。当初、分譲マンションを検討していたが、事業採算面で折り合わなかったため分譲戸建てに切り替えた。

 主な設備仕様は、同社グループの他の物件と同様、リビング天井高2700ミリ、ソフトクローズ機能付き引き戸・開き戸、階段ステップ15段、食洗器、調湿・脱臭効果のあるデザイン壁「エコカラットプラス」、無垢材アクセント壁パネル「木もれ美」などのほか、リンナイのガス衣類乾燥機「乾太くん」・ウルトラファインバブル・ハイブリッド給湯器「エコワン」、LIXILの防犯安全合わせガラス・スマートフォンで施錠履歴などを確認できるファミロック、イクタの抗菌・匂い消し機能付きの突板床材「エアー・ウォッシュ・フローリング」、ナスタの24時間監視機能付きインターホンなど。

 見学会で同社マインドスクェア事業部設計監理課設計部主任・間中滋氏は「7月の先行案内会では、各メーカーの担当者の方々に商品の特徴を話していただいた。本日はその再現。皆さんも体験していただきたい」と挨拶した。

 同部営業課課長代理・内倉潤氏は「従前敷地は駐車場。4月から広告を開始し、これまで問い合わせ・来場者は67組。うち36組が地元居住者。年代は20代から50代以上まで幅広く集客できている。残り5戸は10月23日から販売する。新築マンションは専有面積が縮小傾向にあるが、今回の戸建ては最低でも94㎡。駅から徒歩5分の希少な戸建てをアピールするとともに、防犯対策にも力を入れた」などと語った。

 リンナイ北関東支店埼玉東営業所所長・樋口政一氏は「春日部市もこの5年間でコインランドリーは倍増したように、共働きの増加でコインランドリーの利用者は増えている。『乾太くん』はそうしたニーズにこたえるもので、6キロの洗濯物を60分で乾かせるのが最大の特徴。認知度も高まっている。いまから実際に作動させるので仕上がり具合を体験していただきたい」と話した。

 LIXIL営業本部特需統括部開発第二支店主査・堀江智博氏は「泥棒は5分で侵入できないとあきらめるデータがある。この物件には穴が開かない防犯安全ガラスと、防犯性能の高い玄関ドアを採用している」と説明した。

 ナスタ営業統括本部広域営業本部ルートグループ主任・下元真奈氏は「当社のインタ-フォンはデザインをシンプルにして扱いやすくし、24時間監視機能付き」と話した。

 イクタ東日本営業部・加藤亮氏は「フローリング床材の70%以上はコストを下げるためにプリント・シート貼りだが、当社は66%が天然木を採用した床材を製造している。最近の傾向として、てかてかしない、つやが出ない、木目などもある、ありのままのものが好まれている」と説明。抗ウイルス、抗菌効果、消臭効果についても説明した。

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モデルハウス

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モデルハウス

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モデルハウス

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左から間中氏、内倉氏、樋口氏

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左から堀江氏、加藤氏、下元氏

◇        ◆     ◇

 パナソニックホームズも物件によっては標準装備するほどだから、「乾太くん」が人気なのは知ってはいるが、その性能の高さを体験したのは初めてだった。記者の自宅の洗濯乾燥機は「ナショナル」製で、何年も使っているバスタオルはごわごわして(これはこれで水滴が落ちやすいような気がして嫌いではない。かみさんはふかふかのを使っているはず)、体臭もしみついており匂う。

 しかし、「乾太くん」で乾かしたタオルなどは全く匂いがしなかった(樋口氏は洗濯物は「新品」でないと強調した)。もう一つ、どうして「乾太くん」はマンションにないのかの理由が分かった。湿気を排出する煙突が必要だからだ。マンションに煙突をつけるためには、壁に穴をあけるわけだから、管理組合に届け出・許可が必要だ。新築に採用したらヒットするはずだ。

 加藤氏の話も面白かった。突板フローリングは消臭効果があるようだが、課題もある。天然木のかぐわしい香りを消してしまったら、元も子もないのではないか。みんなが嫌がる匂いを消すのは結構だが、その匂いをバラの香りに転換する技術を開発すべきだと思う。

 なぜこのようなことを長々と書くかといえば、マンションや分譲戸建ての営業活動に生かせると思うからだ。営業スタッフが説明するより、直接メーカーが説明するほうがはるかに説得力がある。これまでの反響数・来場者67組で19戸の物件が売れるとしたら、歩留まりは3割近くに達する。

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現地

◇        ◆     ◇

 取材しながらずっと考えていたのは、2015年にロビンソン百貨店(西武春日部店)が、2018年に大塚家具が、2024年にイトーヨーカドーがそれぞれ閉店し、地盤低下が著しい「春日部」のマンション市場についてだった。今回の物件も商業地域立地だ。土地の仕入れ値が安かったはずで、そうでなければこの価格で分譲できないはずだ。

 イトーヨーカドー春日部店跡地には東武鉄道、大和ハウス、東レ建設、相鉄不動産の4社による450戸のマンションが分譲されることになっている。坪単価は300万円を突破するのは間違いない。20坪で6,000万円以上だ。

 一方で、春日部駅を起点にした東武アーバンパークライン野田線には坪単価200~250万円の完成済みマンションが相当数あるはずだ。ポラスも「ルピアコート春日部」(141戸)の分譲を開始した。この物件については今月末に取材するのでレポートする。

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現地(左側がイトーヨーカ堂跡地、右側手前が同駐車場跡地、奥がポラスの物件)

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右側が大塚家具跡地、右側奥がイトーヨーカ堂跡地に建つマンション予定地
 

 

 

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