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2013/09/17(火) 10:36

日土地 〝業界最高水準〟の共用部を備えたシェアハウス第2弾「船橋」

投稿者:  牧田司

本格的な音楽スタジオ3室を併設

 

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「(仮称)西船橋シェアハウス計画」外観(完成予想図)

 日本土地建物913日、同社のシェアハウス第二弾「(仮称)西船橋シェアハウス計画」を着工したと発表。シェアハウス業界では最高水準の共用部をもつ建物で、ホテルライクな広々とした共用部、さらに完全防音仕様の「音楽スタジオ」を併設。個人練習からバンド演奏まで幅広く対応可能な本格的な音楽スタジオを3 を設置した。完成予定は2014 2 月中旬。募集は2014年1月から。第1弾は2012年竣工の「シェアリーフ千歳烏山」(87戸)。

 物件は、東京メトロ東西線西船橋駅から徒歩12分、船橋市本郷町に位置する敷地面積約2,000㎡、建物は5階建て全85室。企業の研修所だった延床面積約1,100坪の建物をリノベーションするもの。

 個室は最低9.6畳大で、最大は15.8畳大。ベッド、冷蔵庫、デスク、椅子、クローゼット、空調、照明が完備。リビング・ダイニングは74畳大、キッチンは49畳大、多目的室は53畳大ある。

      ◆      ◇

 シェアハウスについては、流行のはしりだった十数年前、何件か見学取材をしている。ひと言で言えば玉石混交。ひどいものは、民家を改造したもので、一人の居住スペースは2畳あるかどうか、まるで〝たこ部屋〟(実際にたこ部屋なるものを見たことはないが、おそらくそのようなものだっただろうと想像したのだが)だった。〝火事でも起きたらどうなるのだろう〟とぞっとした。当時は「貧困ビジネス」という概念はなかったが、そのはしりでもあったのだろう。

 これが〝石〟なら〝玉〟は企業の独身寮をリノベーションしたもので、建物も共用施設も充実していた。

 まだ業界などがなかった頃だが、自主規制基準を設置しないと早晩、社会問題になるだろうと思ったものだ。

 あれから十数年。同社のニュースリリースによると、2000年には80棟だったシェアハウスは2011年には836棟に達しているという。国交省などが調査、指導に乗り出しているのは当然だ。劣悪なものは、改造に携わった建築士はもちろん、ガス・水道の供給を止めるぐらいの措置も必要だと思う。

 その一方で、同社のような大手が立派なものにリノベーションするのはよく理解できる。シェアハウスに居住する40歳代の女性は、「居住スペースは6畳大しかないが、リビングなど共用部分がとても充実している。隣の人にはもちろん気は使いますが、共同生活をするのですから当たり前のこと。逆に風邪を引いたときなどは、お互い助け合える」と話している。

 

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「音楽スタジオ」完成予想図

 

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