〝東京23 区の壁〟3人に1人-オープンハウスは9月18日、東京23区に居住する住宅取得検討者の「23区内への居住志向」は83.5%と高いものの、「購入する自信がない」という人は3人に1人(33.8%)に上っているという調査結果をまとめ発表した。
調査は、東京23区内に居住していて、住宅購入を検討している30 代~40 代既婚男女200 名を対象に行なったもの。
購入する自信のない3大理由としては、「資金不足」(60.9%)「価格を理解」(43.8%)「借金への気後れ」(35.9%)があることがわかったとしている。
◇ ◆ ◇
調査結果は、このところのマンション価格の上昇を映し出した。23区内のマンション単価は人気エリアでことごとく坪250万円を突破してきており、200万円以下というものも駅近では絶望的だ。グロスにすると20坪で5,000万円以上というのが相場だ。22~23坪のファミリー型だと6,000万円近くなる。普通のサラリーマンが無理なく取得できる価格ではない。
今後も、円安・資材高・職人不足を背景に〝マンション人気〟も加わり価格がさらに上昇するのは間違いない。まだ坪200万円以下のエリアも多い都下、神奈川、埼玉、千葉方面にシフトせざるを得なくなりそうだ。