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2013/10/07(月) 15:54

三菱地所レジデンス 分譲戸建て市場に参入

投稿者:  牧田司

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「大泉学園」完成予想図

 三菱地所レジデンスは10月7日、戸建住宅シリーズ「ザ・パークハウス ステージ」を立ち上げると発表した。

 同社はこれまでも戸建住宅としては「森林公園パークタウン」(札幌市)、「泉パークタウン」(仙台市)、「金沢文庫パークタウン」(横浜市)、「井口台パークタウン」(広島市)、「ドリームズ・デザイン鷺沼公園」(川崎市)など全国で取り組んできたが、これまでに培ってきたノウハウに住まいのブランド「ザ・パークハウス」のクオリティを融合させ、戸建事業を強化するのが狙い。

 「ザ・パークハウス ステージ」は、「最高の暮らしの舞台となる街並みを実現する」という開発コンセプトのもと、「安心、安全、快適、便利、エコな街づくり」を目指す。年間400~500戸を供給するのが目標。

 第1弾として「ザ・パークハウスステージ大泉学園」(練馬区・総区画数10区画)と「ザ・パークハウスステージ下井草」(杉並区・総区画数16区画)のホームページを10月7日(月)に開設する。

◇       ◆      ◇

 これまで何度も書いてきたが、大手デベロッパーの分譲戸建て事業は三井不動産レジデンシャルがこれまでは独走しており、野村不動産が肩を並べようと急拡大している。このほかは2社に大きく立ち遅れており、東急不動産、東京建物、住友不動産がぼつぼつ供給する程度だ。

 しかし、住宅着工戸数からして首都圏の分譲戸建て市場は年間にして5万戸ぐらいの規模がある。うち一建設グループが30~40%のシェアを占める。徹底したローコスト住宅がコンセプトだ。一方の三井や野村は一グループとは一線を画してはいるが、これからは3,000万円台の郊外住宅も手掛けるのは必至だ。

 どうして他のデベロッパーが分譲戸建てを手掛けないのか記者は歯がゆく思ってきた。総合デベロッパーを謳うのなら、メニューに分譲戸建ては必須アイテムだと思う。三菱地所レジデンスは、ニュースリリースにもあるように「泉パークタウン」や「金沢文庫パークタウン」など素晴らしい戸建てを供給してきている。今回の「大泉学園」「下井草」は同じグループ会社の三菱地所ホームが施工を担当する。いずれも激戦地だ。どんな商品になるのか。モデルハウスがオープンしたら必ず見学してレポートしたい。

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「下井草」完成予想図

 

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