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2014/06/13(金) 00:00

第26回RBA野球大会〝死のグループ〟続出 波乱含み 予選組み合わせ

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393人が参加した抽選会(ヒルトン東京で)

 第26回RBA野球大会抽選会が6月12日行われ、予選トーナメント・敗者復活戦の組み合わせが決まった。水曜ブロック・日曜ブロックとも強豪チームが同じグループに入るケースが多く、サッカーWカップ以上の〝死のグループ〟が続出した。以下、組み合わせから戦線を占った。ただ、コメントを取れなかったり欠席したチームもあり、情報は十分ではなく、〝当落〟予想は大きく狂う可能性が現時点ではある。会場で拾った各チームのコメントは改めて紹介する。

水曜ブロック予選組み合わせ

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水曜〝当確〟は旭化成ホームズ、三井リアルのみ 他は大混戦

【Aグループ】

 戦績からはエイブル、積水ハウスが力上位だが混戦。エイブルは新人4人を補強。抽選会参加者は「ヤバイ!」(危ないという意味か)と叫んでいた。新人が荒川兄に代わって投げるか。

 積水は、東京中央支店本店部長・小田佳明氏が直々出席。創価大卒のルーキーを補強したと語った。坂本も「肩痛が癒えた」と先発に意欲を見せている。

 この2チームを野村不動産アーバンネット、伊藤忠ハウジング、ちばリハウスが追う展開。野村アーバンは調整が順調のようだ。伊藤忠は波があるが、ここなら勝ち上がれる力がある。ちばリハウスは情報がないが、エース篠原が頑張るか。長谷工グループら他もチャンスがないわけではない。

【Bグループ】

 王者・旭化成ホームズの優位は動かないが、ドームを狙えるケイアイスター不動産、住友林業が入ったことで、大激戦区に。ケイアイスターと住林が初戦で対決し、勝ったほうが旭化成とシード権を獲得しそう。

 3強を追うのが住友不動産販売。選手が揃うかどうかがカギだが、相手力関係から決勝T進出の可能性は大きい。ここ数年力をつけてきた東京建物不動産販売は生出が東京建物に戻ることが決定。投手の穴が埋まりそうになく苦戦か。しかし、敗者復活の組み合わせ次第で他が漁夫の利を占めることもありそう。

 オークラヤは小森が投げられないとみた。総合地所、三菱UFJ不動産販売、パナホームは戦力不足。敗者復活でどこが1勝をあげるか。

【Cグループ】

 三井不動産リアルティが優勢。D3カップで東急リバブルに快勝したように調子はよさそう。エース水野は安定感が増した。打線も上下くまなく打つ。

 三井リアルを追うのは東急リバブルか。投手難は相変わらずだが、若手が成長している。新人は未知数。

 決勝Tへ残りの2つの座をミサワホーム東京神奈川、ナイス、スミカで争う。スミカは不動産健保大会で上位の成績を残しているだけに不気味。いきなり決勝T進出もゆめではない。しかし、ミサワ神奈川、ナイスもチームが若返っており、差はない。

 三菱地所ホーム、日神不動産は強気な発言をしていたが、チーム力が一変しているとは思えない。

【Dグループ】

 4強どころかドームも狙える積水ハウス京葉、リスト、オープンハウスが同じ組に入った。W杯の〝死のグループ〟を上回る激戦区。積水京葉は技術次長・遠藤順一氏が参加。積水ハウス小田部長の生田と田口のトレード打診を拒否。勝ちに行くと宣言。

 リストは、舟山投手が「僕より上」と言えば、岩島は「八筬さんよりすごい」と絶賛した新人が加入。「7~8年前に東京代表として甲子園に出場した秘密兵器」としか明かさなかった。

 オープンハウス田中監督は「レギュラー総入れ替え」といつになく強気発言。戦力アップを強調。社会人野球の東京ガスからも補強した。

 この3強が星のつぶしあいを演じれはミサワホーム東京、ポラスにもチャンス。ほかはやや戦力不足とみた。 

日曜ブロック組み合わせ

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日曜 順当ならケンと清水が予選で激突 Bグループは3強の死闘必至

【Aグループ】

 昨年の優勝チーム、ケンコーポレーションと準優勝の清水建設が順当に勝ち進めばシード権をかけて戦う。清水としては雪辱したいところだろう。小笠原をあと一歩まで追い詰めた経験が生きるか。ケンは受けて立つか。勝つ野球を知っている。ただ、小笠原は以前ほどストレートに威力がなくなり、変化球に頼る場面も多く見られるようになって来た。不安がないわけではない。

 あとは混戦だ。安田は慶大卒の新人が加入。ナインは強気な姿勢を見せている。鹿島はエース豊田が異動。大幅戦力ダウン必至。高原がどこまで踏ん張るか。

 初陣日駐にもチャンス。八戸学院の新人が軟式に慣れれば予選突破は十分とみた。ほとんどが野球経験者。ポラスは地力があるが、高齢化が進んでいるのがどうか。東急不動産は、新監督に佐藤氏が就任。ユニフォームを赤に変え意気込んでいるが、ムードメーカーの熊本が関西に異動。「ベンチが静かになるだけ」と強がった。打線が音なしにはならないか。

 東京建物は東建不販に出向していた生出が復帰。ムードはいいが、初戦にケンと戦う。出鼻をくじかれそう。久々復帰のコスモスイニシアは戦力未知数。

【Bグループ】

 ここも〝死のグループ〟3強のタイセイ・ハウジー、三井不動産、青山メインランドの死闘が演じられそう。タイセイは4人の新人を補強。名門・金足農出身を含む2人は投手。投手難の解消が図れれば上位をうかがえる。

 三井不動産は選手が揃えば4強入りができる底力がある。相澤次第か。青山メインは昨年、ケン小笠原をあと一歩まで追い詰めた。補強もできているようで、ドームを狙うか。

 3強が揃ったことで他は厳しい戦いを強いられそうだが、展望がないわけではない。サンフロンティア不動産はドラフト候補にものぼったという鹿児島工業の新人内村の補強に成功。虎視眈々と決勝T進出をうかがう。

 三菱地所、旭化成リフォームも戦績だけは見劣りしない。戦力が整えば無視できない。7年ぶり復帰の明和地所は藤縄専務の60歳越えの最年長勝利投手が悲願だそうだが、相手が悪いか。菱重エステートはムードはいいが、選手の高齢化が進んでいる。三菱地所リアルエステートサービスもこのメンバーでは苦しいか。

 

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吉田審議官から感謝状を授与される左から丹下氏、細包氏、(吉田氏)、飯野氏

 

 

 

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