完投勝利を挙げたミサワ渋井
セキスイハイム千葉7年ぶり勝利
総合地所もケイアイスター破る
2日目も大波乱の連続-第26回RBA野球大会水曜ブロック2日目が7月2日(水)、大宮健保グラウンドで14試合が行われ、強豪の積水ハウス京葉がミサワホーム東京に、住友林業オークラヤ住宅らそれぞれ敗れ、リストが不戦敗するなど1日目に続き波乱の連続となった。
セキスイハイム千葉営業所は長谷工グループを下し7年ぶりの勝利を挙げ、昨年はコールド負けしていたケイアイスター不動産に総合地所が2-1で雪辱を果たした。野村不動産アーバンネットはサドンデスでエイブルを破った。パナホーム-東京建物不動産販売は延長サドンデスでも8-8で決着がつかず、ジャンケンの末3-1パナホームが勝利した。試合結果は次の通り。記事は、戦前の記者の〝勝っ手〟予想。詳細は今晩遅くから、金曜日にかけて掲載します。
大の字になってうなだれる積水ハウス京葉・生田(左)と大多和
野村不動産アーバンネット3-2スターツ
初戦の戦いぶりからすれば野村アーバンがやや優勢と見たが、スターツ期待の新人井原が投げるのか投げないのかがカギだ。
野村アーバンの2年目茂木は安定感が増した。打線も好調のようで、早い回に援護すればすいすい投げるか。
スターツは井原が投げなければ、荒海が先発。初戦のちばリハウス戦は延長8回をひとりで投げぬいた。スタミナは十分。
三井不動産リアルティ(不戦勝)-野村不動産パートナーズ(不戦敗)
三井リアルが優勢。初戦は3-1で勝利したが、安西監督に笑顔はなかった。ツメが甘いナインに檄を飛ばした。エース水野はコントロールが抜群。ここも最少失点に抑えるはず。
野村パートナーズは、層が厚くなったようだが、レギュラーは旧野村リビングサポートの主力メンバーだ。羽尾投手は肩に不安を抱えており、ベテラン小村が勤務の関係で投げられないのは痛い。守備陣にも不安がある。
伊藤忠ハウジング7-1積水ハウス
好勝負。伊藤忠の先発は城西大カルテットのうちの渡辺か神か。どちらが先発するにしても継投策だろう。打線はやはり城西大卒の大倉がチームを引っ張る展開に持ち込みたい。
積水ハウスは創価大卒の新人横内か。記者は初戦を見ていないが2回をピシャリと抑えた。伊藤忠打線を抑える力はあると見た。
スミカ0-3東急リバブル
初参加のスミカの戦力は未知数だが、百戦錬磨のリバブルが優勢と見た。初戦の谷貝は序盤の大量リードがあったとはいえ4回を完璧に抑えた。ここも先発は谷貝だろう。打線はベテラン山田が2発を放ち、打線に火をつけた。
逆転の目があるとすれば、スミカには大型の新人が加入した模様で、実績通りなら番狂わせもある。
積和不動産3-9ちばリハウス
初戦に敗れているチーム同士。ここで負ければ早くも予選敗退が決まる。必勝態勢だろうが、戦績からはちばリがやや優勢。エース篠原は初戦で7回を投げており、疲れが心配だが、中2週間なら大丈夫だろう。
積和は誰が投げるのか。若手が4人くらい入った模様で奮起に期待。調整してくるはずだ。
ミサワホーム東京神奈川20-0三菱地所ホーム
両チームとも初戦に敗れており落とせないが、ここはミサワ神奈川が優勢。ベテランエース清水が相手打者を翻弄しそうだ。地所ホームは松田新監督がやる気満々だが、相手が悪い。よほど奮起しないと勝ち目はない。サッカーW杯で日本が戦った3チームより相手は間違いなく戦力上位だ。
長谷工グループ3-8セキスイハイム千葉営業所
6年ぶりら勝利して茂田主将を胴上げするセキスイハイムナイン
乱戦模様だが、長谷工がやや優勢と見た。戦力的には昨年より上積みはなさそうだが、相手も同じ。ノーガードの打ち合いが見られそう。
ナイス16-1日神不動産
ここも負けたほうが予選敗退となる。ナイスのエース正木は調整不足を露呈。ここは村尾が先発で必勝態勢。相手が日神なら抑える力がある。
日神は投手難が解消されていない。柳原が投げても2回まで。最年長勝利投手をもくろむ津端が選手生命をかけて一か八かの勝負に出るか。相手がナイスなら通用するかもしれない。
住友林業0-2オークラヤ住宅
住友林業が優勢。石井厚が元気だ。ここも力で相手をねじ伏せるか。先々をにらんで左腕宮田の先発もあるとみた。新人の石井健の打撃にも注目。
オークラヤ住宅は新人投手川上が投げるか。制球に難はあるが、上手から投げるストレートは球威がある。下半身を鍛えフォームを安定させれば素晴らしい投手になるはずだ。四死球が命取りにならなければいいが。
積水ハウス京葉支店3-4ミサワホーム東京
積水京葉が優勢。一昨年の優勝投手生田が初戦に惚れ惚れするピッチングを疲労した。まず打たれないだろう。打線も1年のプランクを感じさせないほど好調。亜細亜大の4番を打っていたという山崎も軟式に慣れたか。〝おにぎりくん〟も絶好調。
ミサワのエース古市も他のチームなら互角に戦えるが、相手が京葉なら2、3点の失点は覚悟しなければならない。打線がどこまで奮起できるか。
パナホーム8-8東京建物不動産販売(ジャンケンでパナホームの勝ち)
パナホームはつかみどころのないチームだ。弱そうで強い、強そうで弱い。ここも難解。コントロールのいいベテラン投手がいたはずだ。
東建不販はもはや〝隠し球〟でなくなった慶大硬式の高島だろう。記者は見ていないが、生出より球が速いというのが本当なら相手を蹴散らすか。打線は互角。
みずほ信不動産販売5-8ポラスグループ
ポラスがやや優勢。岩瀬頼みのチームだが、ここも安定したピッチングを見せるはずだ。打線は清水が核になる。
みずほはここが初戦。三菱UFJ不動産販売も新戦力を補強したように景気回復を背景に新人を大量に入れていれば面白い戦いになる。勝ち味に遅い相手の弱点をつけば勝機も生まれる。女性応援団の援護はないのか。
ケイアイスター不動産1-2総合地所
敗れたほうが予選敗退。両チームとも背水の陣だが、グラウンドの隣を流れる荒川の芥と一緒に流される運命にあるのは総合地所だろう。
ケイアイスターは初戦の大敗の憂さを晴らしに掛かる。格下と観て最初は手抜きするようなコロンビアではない。ハゲタカのように襲い掛かるはずだが、記者なら敵にも塩を送る。2番手、3番手の投手を先発させるが、杉山監督はどうするか。
リスト-東京セキスイハイム(セキスイハイムの不戦勝)
ここも敗れたほうが予選敗退が決まる。圧倒的にリストが優勢だが、当日はリスト恒例の社内研修会。主力どころか全選手が集まりそうもなく、不戦敗の可能性が浮上。北見社長、伊東専務はどう判断するか。今のうちからテルテル坊主じゃなかった、雨乞いの祈祷でもするのか。
記者なら野球も研修扱いにして出場させる。戦わずして敗れるのは仕事も同じだ。士気にかかわる。
東京セキスイハイムは相手が出場すると見て備えたほうがいい。主力を欠いても9人は集めるのではないか。ひょっとしたら女性マネージャーを選手登録するかもしれない。これまで試合に出場した女性選手は3人だったかいた。
三菱UFJ 不動産販売0-8旭化成ホームズ
敗れれば予選敗退だ。三菱UFJはどう転んでも勝ち目はない。相手が旭化成ホームズではなくて住友不販でも劣勢は否めないが、住友は相手なりに戦うチーム。まったく勝つ見込みがないわけではないが、旭化成は必勝態勢で臨むはず。
投手は前試合と同様、エース今野ではなく新戦力の篠永だろうと思う。中長期戦略を考えたら篠永に雪辱の機会を山本監督は与えるはずだ。篠永もその期待に応えるか。
三菱UFJは最近は旭化成と戦っていないはずだ。王者の胸を借りて来年に備えるのもいいではないか。互角のチームと戦って惜敗するよりコテンパンにやっつけられたほうが課題もはっきりするはずだ。
コスモイニシア0-9大和ハウス工業
グループ同士の負けられない一戦となった。親子か兄弟か知らないが、ここは血肉の争い。手心を加えるほど共に余裕はない。ダイワはトミーこと冨永が関西から駆けつければ別だが、投手は投げてみないと分からない。
コスモスイニシアも吉村がいないので戦力は大幅ダウン。乱打戦に持ち込めば勝機も生まれるが…。
本人に全然似なくてよかった野村不動産アーバンネット吉本のお子さん