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2014/07/06(日) 00:00

あの鹿工出身のサンフロ内村が鮮烈デビュー 痛烈サヨナラ打放つ

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6回裏、無死満塁で痛烈な中堅超えサヨナラ打を放ったサンフロンティア不動産 内村

 あの野蛮なW杯よりはるかに面白くて知的なRBA-第26回RBA野球大会日曜ブロック1日目の試合が7月6日、三郷サンケイグラウンドで7試合が行われた。わが国民はみんな、あのひとつ間違えば生死にかかわる背後からの膝蹴りやら噛み付き、頭突き、蹴飛ばしの何でもありのスポーツとは無縁の野蛮なサッカーに夢中になっているが、この日のRBA野球大会は、無死満塁のサヨナラの局面での鹿児島工業出身のプロも注目したサンフロンティア不動産の新人・内村と真っ向勝負を挑んだ三井不動産住宅リース佐藤、息が詰まりそうな清水建設・田村とポラス折笠の投げあいの結末、ひとつの失策がどんでん返しの結果を招く好例の安田不動産-鹿島建設、旭化成リフォーム-三菱地所、アッパースイングでもレベルスイングでもダウンスイングでもない釘打ち打法を披露した三井不動産レジデンシャル保立の新打法、俺のストレートを打ってみろととことん直球にこだわって安打を許したケンコーポ小笠原と東京建物・生出の対決、不動産鑑定士の1次試験を難なく突破した頭脳を持つ東建・村部が縮みあがった最強のケンコーポ打線、1球ごとに吼えたサンフロンティアの周東の気迫、数年ぶりの変幻自在の巧投を見せた旭化成リフォーム結城、コールド負け必至と思われた対青山メインランドで7点を奪った三菱地所リアルエステートサービス-など、記者は近年まれに見る知的な好ゲームに酔いしれた。その酔いを醒まそうと気付け薬のつもりで飲んだビールやら焼酎やらが隙間だらけの頭を撹乱し、やっとここまで書いた。

 まあしかし、明日か明後日までには全試合の結果を詳報する。まずは結果から。試合結果のあとの文章は戦前の記者の〝勝っ手〟予想。

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「ものすごく緊張した」内村に笑顔はなかった

ポラス 1-0清水建設

 清水がやや優勢。決勝戦ではケンコーポに敗れたが、ポラス相手なら負けられない。田村投手が先発するのはほぼ間違いない。山寺監督から本間監督にバトンタッチされ、采配がどう変わるかもみたい。

 ポラスはどこと戦っても互角に戦えるチームだが、そこがウィークポイントでもある。相手のペースに合わせるところがある。ここも接戦に持ち込むだろうが、勝つまではどうか。選手の高齢化も進んでいる。誰が投げるか分からないが、室田か内田か。

鹿島建設5-4安田不動産

 安田がやや優勢。安田は岩間の先発だろうが、慶大卒の新人もありうる。しかし、采配を揮う西澤は新人を先発に起用するギャンブルに出ないと思う。岩間で飛ばすはずだ。打線は西澤がチームを引っ張れるか。イケメン石渡の出番はあるのか。

 鹿島はエース豊田が抜けたのが痛い。ひょっとしたら名古屋から駆けつけるかもしれないが、旅費をみんなで負担しようというチームワークはあるのか。ただ、高原も安田相手だったらそう点は取られない。接戦に持ち込めば勝機あり。

コスモスイニシア-日本駐車場開発 日駐の不戦勝

 双方とも戦力は未知数だが、日駐を取材した限りでは、予選を突破する力があるとみた。ここはしっかり力量を見届けたい。

 コスモスイニシアは以前出場していたチームの選手が中心ならとっくに40歳過ぎ。まさか、土曜、日曜休みになったこれまで水曜ブロックに出場していた吉村が投げるようなことはないとみた。

三井不動産レジデンシャルサービス-東急不動産 東急の不戦勝

 互角。しかし、三井サービスはマンションの管理組合の総会シーズン。選手が集まるかどうかが勝つか負けるかより難問だ。集まればそこそこ戦える。

 東急はチーム体制を建て直しやる気満々。合宿まで張ったというが、雨でドッジボールに切り替えるようではたかがしれている。飲むのが目的ではないのか。今年も投手難は解消されていないとみた。乱戦もありそう。

東京建物 0-20 ケンコーポレーション

 東京建物は東建不販に出向していた生出が戻ったこともあり、大幅に戦力アップ。〝出ると負け〟から完全に抜け出した。

 しかし、相手がケンコーポでは分が悪い。相手が格下とみてエース小笠原ではなく、他の投手なら無様な試合にはならないだろうが、どうなるか。水曜ブロックの住友不版が旭化成ホームズを破ったような大波乱はないとみた。どちらかと言えば、ケンコーポは弱いものいじめが好きなチーム。

三菱地所2-8旭化成リフォーム

 優劣がつけがたく混沌としている。W杯と同じ、どっちが死に物狂いになるかで勝敗が決まる。この点なら三菱地所がやや心配。選手が揃えば勝つ力があるが、この季節になると丸の内の野球大会に重点をおくため日替わりメンバーになる。ここも選手が揃うかどうかだ。

 旭化成リフォームは、抽選会場での参加者の声からするとメンバーは年年歳歳、みんな歳を重ねながらまた暑い夏を迎える。旭化成ホームズはすごい選手が毎年のように加入するのと対照的に、このチームはリフォームの時代といわれるようには選手層に反映されない。しかし、新築が伸びるのもリフォームが頑張っているから。意地を見せてやれ。

サンフロンティア不動産2-1三井不動産住宅リース

 勝敗はともかく、サンフロンティア不動産にかつて甲子園を沸かした鹿児島工業・内村が入社したという。内村はプロの誘いを蹴って中大に進学。外野手として活躍したようだ。高校時代に肩か肘を痛めたようだが、140キロを越えるストレートにキレのある変化球も投げた。

 果たして先発するのか。実績だけなら巨人の誘いを蹴って三井不動産に入社した志村氏以来か。すごい選手が入ったものだ。

 三井住宅リースには元ヤクルトの色男・高橋がいる。投げるかどうかは不明だが、内村との対決はみものだ。これは見逃せない。観戦料金を取りたいくらいだ。試合はサンフロが圧倒的に優位とみた。三井リースは安打を打てるかどうかだ。

 内村の活躍次第ではRBAが全国区になるかもしれない。サンフロも名を売るチャンスだ。

タイセイ・ハウジー-三井不動産 (タイセイの不戦勝)

 好試合。タイセイは投手2人を含む新人4人が新戦力。投手不足が課題だっただけに補強ができたのか。元プロの千葉英はメタボが心配。ここで頑張らないと忘れ去られる。

 三井は誰が投げるのか。必勝を期すなら相澤だろうが、昨年はほとんど一人で投げた室谷もありそうだ。選手が揃ろうかどうかの課題は例年通りだろう。順当なら内村を擁するサンフロが勝ちあがってくるはず。挑戦権を得るためにもどちらも負けられない。

三菱地所リアルエステートサービス 7-11 青山メインランド

 青山メインが優勢。山梨監督は抽選会でも「優勝しかない」と強気発言。最初から全力で戦うはず。だれが先発しても優位は動かない。昨年からどれだけ戦力アップしているか確認したいが、会場は神宮外苑でなく三郷。どうしてそうなったのか。

 地所リアルは相手が悪い。

三井不動産レジデンシャル10-0菱重エステート

 三井レジがやや優勢。東邦のスラッガー山際は欠場だろうが、山際だってサンフロ内村と対決したいはず。保立監督、今期の売上げはもう十分メドが立っているはず。野球シーズンだけは研修扱いにして山際を出場させてほしい。間違いなくRBAの宝になる。勝ち進んで内村とのガチンコ勝負が見たい。東邦出身者は3年連続して入社したと聞く。出し惜しみしないでどんどん出場させて優勝を狙ってほしい。

 菱重はエース佐々木の踏ん張り次第。力まずに四死球を最小限にとどめれば勝機も生まれる。

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「明日がある」 菱重エステートの頼もしい応援団

 

 

 

 

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