初回、生還した北寒寺を迎える旭化成ホームズナイン
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 合 計 | |||
旭化成ホームズ | 11 | 3 | 5 | 9 | 28 | |||||
総合地所 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
総合地所 勝負しろ! 17四死球を与える
総合地所 小林
旭化成ホームズが4回まで毎回得点の大量28点を奪い圧勝。相手投手に大久保、木下、原田の3発を含む10安打を浴びせ、17四死球を選んだ。新戦力の篠永が4回の参考記録ながらノーヒットノーランを達成した。
総合地所は、前回好投した長島は投げられず、小林が遅球で交そうとしたが、通用せず、四死球を連発して試合にならなかった。最後は50歳の三上監督が登板した。
旭化成ホームズの打者は8番まで5度回ってきたのに、総合地所は6番以降の打者は1度しか機会がなかった。
試合は始まってすぐ決着がついた。旭化成ホームズ先頭の北寒寺に対して木下投手は遅球を連発したが、ストライクが入ったのは1球のみ。その後は見方の失策に四死球のオンパレード。旭化成は16人の打者を送りこの回11点。
記者も遅球攻めは効果があると見ていたが、あれではまだ速かった。日ハム多田野を上回る魔球でないと討ち取れないと書いたはずだ。相手は手心を加えるチームでないことも書いた。
しかし、総合地所は次戦で戦うチームに貴重なヒント、材料を与えた。おそらく安打を放った旭化成の下位打線は打撃ホームを崩したはずで、次戦は大物狙いで凡打の山を築 くはずだ。さすがだったのはやはり北寒寺から4番当たりの打者。北寒寺は5打席か4打席のうち内野安打1本のほかは全て四死球。これまで北寒寺を絶対出し てはいけないと何度も書いてきた。四死球は2盗、3盗につながるし、内野ゴロで生還する。打たれてもともと、3球勝負だ。
津久井、久保田、横田らも安打のほかは四死球。悪球に手を出して自分のスタイルを崩されたかったのだろう。
旭化成ホームズ篠永
こらっ、大久保、原田! 緊迫した試合で打て! 次打てないとレギュラーはないぞ
前試合で決勝打を放った鈴木(左)と三上監督