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2014/07/16(水) 00:00

水曜B 4日目試合結果 シード権は伊藤忠、三井リアル、住友不販、ミサワ東京

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オープンハウス川崎から先頭打者本塁打を放ったミサワホーム東京の新人谷屋(球は肩口から入った甘いスライダー)

記者のレーティング予想はほぼパーフェクト的中

 シード権は伊藤忠ハウジング、三井不動産リアルティ、住友不動産販売、ミサワホーム東京-第26回RBA野球大会4日目が7月16日、神宮外苑軟式野球場で8試合が行われ、延長サドンデス野村不動産アーバンネットを下した伊藤忠ハウジング、東急リバブルに圧勝した三井不動産リアルティ、オークラヤ住宅を接戦で破った住友不動産販売、好投手川崎から先頭打者本塁打を放った谷屋のミサワホーム東京が無敗で決勝トーナメント進出を決め、シード権を獲得した。他の試合も記者のレーティング上位会社がほぼ勝利し、順当に決勝T進出を決めた。敗れた8チームは最後の決勝T進出を賭けて来週戦う。

※○は記者のレーティング予想上位チームの勝ち、●は負け試合。チームの( )内は記者のレーティング 記事は戦前の予想記事。

◇       ◆     ◇

 記者の「どっちも勝て記者の〝勝っ手〟予想」はほぼパーフェクト的中だった。両チームとも「85」のレーティングを付けたオープンハウス-ミサワホーム東京は、オープンハウスが9人しか選手が集まらず、エース川崎が不用意なスライダーをミサワの新人・谷屋に本塁打されたのは予想外だったが、このような結果もありうると見ていた。予想はイーブンだし、結果について記者の責任はない。

 唯一レーティング上位のチームが敗れたのは積水ハウス(74)-エイブル(77)1試合のみ。

 言い訳をさせていただくと、積水は抽選会で「応援に行く。ID野球で勝ち抜く」と豪語した中日ファンの小田部長がこれまで全試合を欠場していたので、モチベーションが下がっているとして評価を下げた。しかし、どういうわけかこの日は応援に駆け付けた。これは予想外だった。

 一方のエイブルはこの日、不動産健保大会の試合があるとかで、新人のエース斉藤ほか主力が欠場。投手は見たこともないような田口。その田口がどうも試合をぶち壊したようだ。これは記者の責任ではない。エイブルに勝つ気があったのか。相当相手を見くびったのか。采配を揮った堀内監督に責任がある。

 他の試合は順当。伊藤忠と野村の試合は伊藤忠が「やや優勢」とはしたが、野村の「逆転もある」としたように、結局延長サドンデスに持ち込まれた。記者のレーティング付与能力の高さをまざまざと見せつけた試合だった。

 東急リバブル-三井リアルの試合はここまで大差がつくとは思わなかったが、「2度あることは3度ある」が勝り、「3度目の正直」はならなかったということだ。三井リアルはきちんと調整してきた。

 大差で中央ビル管理を下したスミカは水準以上の力があるというのも読み通り。52歳の味戸社長もDHで出場。50歳の不破が勝利投手になったが、最年長勝利投手の記録は52歳。記録を破るにはあと3年かかる。

 住友不販は伊藤が自責点ゼロの好投。オークラヤは小森が2年ぶりに投げたのは予想外だが、好投した。最後に制球に難がある新人川上を登板させたのは疑問符がつく。オークラヤの次戦は旭化成ホームズ。

 住友林業の完封勝ちは納得だが、石井投手は本来のピッチングでなかった。決勝まで調整してくるか。

 ポラスは善戦したが、強豪の積水ハウス京葉にやはり勝てなかった。生田は打撃でも活躍。怪物だ。

 次の8試合のレーティング予想はまず99%的中するはずだ。しかし、エイブルのようなケースもあるので1試合くらいは予想を外すかもしれない。それにしてもレーティング上位の強豪の旭化成ホームズ、積水ハウス京葉、オープンハウス、住友林業がシード権を失った。決勝Tはどこも〝死のグループ〟になるのは必至だ。

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○伊藤忠ハウジング(78816-5野村不動産アーバンネット(78

(勝者は決勝トーナメント進出決定 敗者はセキスイハイム千葉と決勝賭け対決)

 好調伊藤忠のレーティングを78から81に引き上げる。渡辺が投げておらず、投手は神のみで不安があるが、打線は大倉が絶好調。中軸まで満遍なく打てる。守備は相変わらず不安があるが、打線を買ってやや優勢と見た。

 野村アーバンも2年目茂木が成長し、ベテラン三根もいる。しかし、三根は先週投げた。中1週間ではロングリリーフは無理と見た。レーティングは伊藤忠より低いが、打線は水もの。逆転があっても驚かない。

○東急リバブル(79801-7三井不動産リアルティ(82

(勝者は決勝トーナメント進出決定 敗者はナイスと決勝賭け対決)

 流通会社同士の対決。レーティングは三井リアルが上位と見たが、リバブル大槻監督は「同じチームに3度連続して負けるわけには行かない」と闘志満々。乱闘、決闘はないだろうが、それこそ死闘、激闘、激戦になるのは間違いない。神宮外苑に巣食うスズメもカラスもアシナガバチもここは沈黙して戦況を見つめるのではないか。

 リバブルの先発は谷貝。制球難が解消し、ここ2試合はほぼ完璧の投球をみせている。藤巻も復調しつつある。新戦力の小宮山もいるが経験がないだけにどうか。打線は河野を中心に完全に仕上がっている。

 三井はリバブルにD3カップを含めてリバブルに最近は負けていない。過去の戦績でもリバブル戦となるとやたらと燃える。ここも水野が先発。相手の手の内は知り尽くしているはず。持ち前のコントロールのよさを発揮すれば最少失点に抑えられる。打線も谷貝に対して自信を持っているはず。

 しかし、ここは逆転の目も考えたい。三井は3週間実践から遠ざかっている。これはマイナス。自信は過信になり、闘志は炎上することもある。しかし、負けても敗者復活があるので安西、大槻監督は意外と冷静かもしれない。戦う前からわくわくしているのは記者だけか。

●積水ハウス(7574 10-1 エイブル(7877

(勝者は決勝トーナメント進出決定 敗者はちばリハウスと決勝賭け対決)

 接戦だが、エイブルがやや優勢とみた。新人斉藤は伊藤忠戦で立ち上がりに連打を浴びたが、同じ過ちは繰り返さないはず。打線は相変わらずだが、必勝態勢で臨むはず。

 積水ハウスは買いかぶっていた。格下げ。小田部長は仕事にかこつけ一度も応援に駆けつけていない。新人横内は前試合では変化球のキレがよかったが、スピードがいまひとつ。エイブル打線なら封じる力があるが、ある程度の失点はありそう。坂本はやはり投げられないのか。

○スミカ(7576 17-2 中央ビル管理(7069

(勝者は決勝トーナメント進出決定 敗者はミサワ神奈川と決勝賭け対決)

 スミカが優勢。投打のバランスがいい。ここも楽に突破か。験を担ぐなら味戸社長には欠場を勧める。しかし、まあ、自分の目で勝利を確認したいだろうから出場するはず。代打出場もあるか。

 中央ビル管理は苦しい。抑えられそうな投手が見当たらない。20日〆を言い訳として用意しているか。

○住友不動産販売(79803-2オークラヤ住宅(77

(勝者は決勝トーナメント進出決定 敗者は旭化成ホームズと決勝賭け対決)

 住友不販・伊藤がいつになくやる気十分。ここも突破するか。結城も関東能力がある。月末までまだ2週間あるから選手も集まるはず。

 オークラヤ住宅は住友林業に完封勝ちした勢いがある。丸山の投球は見ていないが、住林を抑えたのだから住友不販を抑える力はあると見た。新人川上は制球に難があるがストレートは威力がある。住友不販がベストメンバーでなければ逆転もある。

△オープンハウス(86850-3ミサワホーム東京(85

(勝者は決勝トーナメント進出決定 敗者は大和ハウスと決勝賭け対決)

 大激戦。まったく優劣がつかない。オープンハウス川崎は旭化成ホームズ今野とタイプは異なるが、やはりスピードならRBAナンバー一投手。しかし、ミサワの新人トリオも相当の力がある。高橋、米山は積水京葉の生田を攻略した。

 川崎と米山は明大の先輩後輩。1年間は〝同じ窯の飯〟を食った仲か。この2人の対決は面白いし、川崎-高橋も見ものだ。高橋はあの生田の内角低めのストレートをものの見事にはじき返した。生田はあの1球で自信をなくした。川崎のストレートを打てるのは高橋くらいとみた。

 ミサワは前試合で好投した渋井もいるが、やはりエース古市か。どちらでもやや非力のオープンハウスなら完璧に抑える力がある。

○パナホーム(740-4住友林業(82

(勝者は決勝トーナメント進出決定 敗者は総合地所と決勝賭け対決)

 住友林業が優勢。チームがいまひとつピリッとしない原因は、鈴木監督の欠場にあるとみた。しかし、ここは格下。石井が本来の投球をすれば敵ではない。

 パナホームは当たって砕けろだ。失うものはない。相手は貧打。ここに付け入ればあわやのシーンもあるか。このチームには運もある。

○ポラス(78792-3積水ハウス京葉(8684

(勝者は決勝トーナメント進出決定 敗者は東京セキスイハイムと決勝賭け対決)

 積水ハウス京葉がやや優勢。ポラスは昨年の旭化成ホームズ戦でも前試合のオープンハウスでも大健闘したように、相手がどこでも互角に戦える力がある。レーティングを引き上げられないのは、力はあってもこの壁を突き抜ける力に欠けるからだ。岩瀬が先発だろうが、前試合の疲れが心配。積水京葉打線はオープンハウスより上だ。生田、佐藤をどう抑えるか。敬遠策も有効。

 積水京葉は生田の連投が続いている。年齢は30歳のはずだ。疲れが蓄積していると〝まさか〟のシーンもあるか。ここも生田-清水の対決が見もの。清水は川崎には敗れたが、生田にはどうか。生田はストレート勝負できるか。

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延長サドンデスで敗れたせいか、場外でも身内同士で大乱戦になったむ野村不動産アーバンネットの反省会(女性マネージャーと木内、赤堀)

 

 

 

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