左から立命大先輩後輩のオープンハウス大島、大和ハウス冨永、明大卒の川崎
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 合 計 | |||
オープンハウス | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 2 | 3 | 6 | ||
大和ハウス工業 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 1 |
オープンハウスが快勝。エース川崎が1失点完投。8番宮坂が決勝犠飛を放った。大和ハウス工業は43歳のトミーこと冨永が力投したが打線の援護がなかった。
オープンハウスは2回、この回先頭の5番塚中が四球で出塁、続く和田はショートゴロエラーで1、2塁とし、暴投でそれぞれ進み、7番大島は四球で満塁。ここで8番宮坂が犠飛で1点先制。6回、7回にもそれぞれ加点した。
川崎は体調が悪いのかピリッとしなかったが、7回を内野安打と暴投による1失点に抑えた。
○佐藤監督 今日もやっと選手を集めたが、決勝tでは4~5人、今のレギュラーよりいい選手を出場させる
○川崎 調子? いまひとつ(といいながら完投)
○日隈 ぼくよりすごい捕手がいる。関大の正捕手
●大原監督 来年は若返りを図りチームを再生したい
●冨永 相手の投手もコントロールに苦労していたが、マウンドがおわんのような形になっていて投げづらかった
見応えあった43歳冨永と大阪桐蔭-明大出の謝敷の対決
大和ハウス 冨永
軟球も粘るオープンハウス謝敷
3回の表。オープンハウスの先頭打者は大阪桐蔭-明大の3番謝敷。この時点で記者は謝敷のことは知らなかった。
大和ハウスの投手は箕島-立命大の43歳冨永。冨永は39歳のときだったか、素晴らしいストレートを投げたのを鮮明に覚えている。その後、大阪に転勤。一昨年投げたのを見ているが痛打を浴びており、冨永も歳かとおもっていた。
この日の冨永。最初に見たとき、どうしてストレートにこだわるのか不思議に思ったが、この日もストレートにこだわった。むしろ最初に見たときより速く感じた。しかし、抑制が効かずボールが先行する苦しいピッチング。記者はひょっとしたら硬式で投げているのではないかと想像した。後で聞いたのだが、その通りだった。昨日も投げ144キロを掲示したという。ストレートの速さは他のRBAの投手と比較すると川崎、生田クラスか。
さて、この謝敷との対決。冨永は制球に苦しみながら真っ向勝負を挑んだ。謝敷も負けていない。ファウルを3本くらいほぼ真上に打ち上げた。タイミングは合っていた。パワーは東邦-中大の三井不動産レジデンシャルの山際クラスではないか。今年の新人では酒田南-東洋大軟式ミサワホーム東京の高橋とどうか。同じ左だ。大阪桐蔭時代の活躍は高校野球ファンならみんな知っているという。
謝敷は結局カウント3-2から四球を選んだが、2人の勝負は見応えがあった。冨永は試合後「対戦したとき力があるのが伝わってきた」と話した。謝敷は「実践で軟球を打つのはこの日が初めて」と語った。
オープンハウスにはもう一人いい選手が入った。中京高校出の新人、丹羽だ。丹羽は先頭打者として冨永から安打を放った。決勝Tでは今のレギュラー陣が数人入れ替わるほど有力新人が登場するという。
オープンハウス 川崎
オープンハウス丹羽