試合後、全員がミサワ東京-オープンハウス戦を観戦する旭化成ホームズ
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 合 計 | |||
旭化成ホームズ | 6 | 0 | 0 | 15 | 21 | |||||
積水ハウス | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
(4回時間切れ)
旭化成ホームズが圧勝。初回、新人の2番橋本が2ラン。3番松井は3安打猛打賞。エース今野は3回を内野安打1本に抑え降板。積水は真田-山本-寺島の苦心の3投手継投も実らず。
旭化成は初回、先頭の北寒寺が四球、続く橋本が左中間を破る本塁打で2点先制するともう止まらない。3番松井が2塁打して再び打線に点火。3つの四死球に敵失を絡めてこの回一挙6点。初回で試合を決めた。
2回、3回は三者凡退したが、4回にこの回先頭の8番津久井が四球を選ぶと松井の連続長打に5番佐藤の3ランなど打者18人攻撃で大量15点。
エース今野は3回まで内野安打1本を許したのみで、わずか33球で積水打線を料理した。
守備ばっかりの積水 「終わらないじゃないか」
積水が放った安打は初回の荒井の1本のみ。旭化成の打者は8、9番が3打席でそのほかは全て4打席だったのに対し、積水は6番の横内以下9番までの打者は1打席しか打席に立てなかった。4回途中には守備陣から「終らないじゃないか」と泣きが入っていた。
試合後はいつもミーティングに入る旭化成ナインは全員が隣で行なわれていたミサワホーム東京-オープンハウスの試合を観戦していた。順当なら準決勝で対決するのはどちらかと見て、次戦の準々決勝で対決する住友不販はまったく眼中になかったようだ。
旭化成が観戦しているのをどう受け取ったのか、サービス精神旺盛のオープンハウス川崎はそれまでの投球とは一変、変化球をほとんど投げず、打ちごろの甘いストレートばかりを投げていた。右翼手塚中もサービスのつもりかびびったのかは不明だが凡飛を落球。川崎の7回完封勝ちを消した。
本塁打を放った橋本(左)と佐藤
1打数1三振3四球の大久保(左)と4打数3安打とも長打の松井