吉田助監督を度上げする三井リアルナイン
安西監督
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 合 計 | |||
三井不動産リアルティ | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 4 | 5 | |||
積水ハウス京葉 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 | 2 | 4 |
積水京葉・山崎 あわや同点の大飛球 3塁欲張り憤死
山崎
山崎(三井左翼手は岩瀬だったか、深く守っていたのが本塁打を封じた。好守備が光った)
三井不動産リアルティが念願の東京ドーム進出を決めた。0-0の5回、先取点を奪ったもののすぐ失策で逆転され、絶体絶命の瀬戸際で主砲の松田とチームリーダーの神の長打で接戦にケリを付けた。安西監督は相手の主砲生田を2度敬遠させるなど采配が冴えた。積水京葉はエース生田が疲れからか最後に痛打を浴びた。
三井リアルは、日曜ブロックのリパークが第20回大会と23回大会に決勝に進んでいるが、水曜ブロックでは26年目で初の決勝進出。安西監督らナイン・OBは試合後歓びを爆発させた。
4回まで生田に敵失で出した走者一人のみと完璧に抑えられていた三井リアルは5回、1死から6番岩瀬が右翼超え2塁打を放ち、盗塁と死球で得たチャンスに8番安田がきっちりと犠飛を放ち先制。その裏、味方の失策で逆転されいやなムードが漂ったが、土壇場で頼れる打者が窮地を救った。
この回先頭の1番平林。5回に自らが痛恨の失策を犯し逆転されている。ここで打てなければ再起できないほどのダメージを受けているはずだが、コントロールいいはずの生田から死球を選ぶ。が然盛り上がった場面で、2番を打つがケタ違いのパワーがある主砲松田は生田の渾身のストレートを右中間超え2塁打して同点。動揺した生田は3番北地にも死球を与える。3番澤村は強打にでて3塁ファウルフライ。
打席にはもう一人の主砲神。ここで松田-北地が重盗を決め生田にプレッシャーをかけた。神も松田と同じような軌跡を描く右中間3塁打を放ち2点追加。さらに暴投で神も還りこの回決定的な4点を奪った。
先発は水野ではなく左腕の技巧派北地。北地は日曜ブロックのリパーク時代、2度決勝進出した時のエース。4回を2安打に抑え、5回から登板した水野はプレッシャーからか4四球を出すなど制球に苦しんだが、最終回の相手の反撃を2点に抑え逃げ切った。
積水京葉は逃げ切れなかった。1点先制を許した5回裏、1死から1番山崎が四球を選び、次打者富井のショートゴロで山崎は2封、続く生田は敬遠で2死1、2塁、4番佐藤の何でもない三塁ゴロを相手の名手平林がはじく間に2者が還り逆転。そのまま逃げ切るかに思えたが、生田が抑えきれなかった。
3点を追う最終回は2死1、2塁から1番山崎が左翼超え大飛球を放ち、2者が還り、山崎も三塁を狙ったが憤死して万事休す。
チームには白鳳大学のマックス146キロのエースが入ったとかで、来期は生田と2枚看板になるのか。神奈川営業所も来季参戦するとか。
安田の犠飛で生還した岩瀬を迎える三井ベンチ
吉田助監督(左)と安西監督
三井リアルナイン&応援団
○安西監督 俺の胴上げはドームにとっておく(吉田助監督に胴上げを譲る)○吉田助監督 長かった…5度目の正直でやっとドームに行ける
○平林 イレギュラー? …走者が目に入っちゃった
○平賀 平林の守備? イレギュラー? 僕だったら余裕(かつての守備専門の名手)
○安田 チャンスだったので初球から狙った(先制の犠飛)
○北地 先発? 今日言われた(前試合より球は走っていた)
○松田 もう相手がどこだろうと、明らかにしますよ。これまで黙っていたけど松田は岡山理大附属で甲子園。駒大のレギュラー(とここまで安西監督がまくしたてた)甲子園のときはセカンド。2回戦で敗退です。駒大の同期? たくさんいますよ(と言って、中日野本からもらったというリストバンドをはめていた。中日大島も同期だという。27歳)
●生田 最後は力み? いや、力みはなかったけどばてた。敬遠? 初めてだけど敬遠って気持ちいい(安西監督は3回の2死2塁、5回の2死3塁で敬遠を指示)
●佐藤 なんで僕のことをぼろくそに書くの? (記者は西武ファン。おかわりくんにそっくりの佐藤に対する記者なりのエールの意味を込めて〝おにぎりくん〟の愛称を贈呈した。体型だけでなく肝心なところで打てたら〝おかわりくん2世〟に格上げしてやるのに…今日も2度、前打者の生田が歩かされた。佐藤が打てれば生田は敬遠されないはず。体重は優に100キロ超え。代打で登場して素人以下の三振をした大多和と一緒だ)
勝利の瞬間
左から2人目が松田(平林もいるが本人のため書かない)
リストバンドは中日野本からもらったものだそうだ
逆転の2点3塁打を放った神
本塁を踏む北地
一度は逆転した積水京葉(中央は生還した生田)
どっちかが親かそれとも全く関係ないのか記者は聞かなかった(左が佐藤、右が大多和)
三重高出身の三井リアル新人鵜川は三振デビュー
鵜川
嬉しいではないか。わが故郷三重の三重高出身の三井リアル新人鵜川(23)が5回、2死1塁で代打で登場、見事な三振でデビュー戦を飾ってくれたではないか。
記者は安西監督から「三重高出身の新人が加入した」とは聞いていたが、試合が終わるまで誰かは知らなかった。試合後、監督から紹介されたのだが、早速、日を改めて飲むことを約束した。
三重県出身のRBA選手ではモリモトから出場していた大知選手が記憶に残っている。四日市工業ではなかったか。現在は競輪選手として活躍中。