住友不販ナイン(神宮外苑軟式野球場で)
住友不動産販売が東京ドーム決戦を1週間後に控え万全の仕上がり-同社は4月22日、オープンハウスを相手にオープン戦を行い、12-0で圧勝。伊藤-越前が7回をノーヒットノーランリレー。打線では主砲前田が2安打2打点。新人下田も外野に2本飛ばし(記録はエラー)長打力をアピールした。オープンハウスはエース川崎の登板はなかった。
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相手が調整段階で、エースの登板がなかったとはいえ住友不販も仕上がりは順調のようだ。エース伊藤は3回を投げ、四球を1個出したのみ。ほぼ完ぺきに抑ええた。後を継いだ越前も四球で走者を1人出したのみで、2人で相手打線をノーヒットに抑えた。
センター長に昇格し、軸足は「ベース」ではなく「仕事」に置いていると思われた前田は初回の好機に2塁打して2打点。2打席目は外野飛球(記録は犠飛だか、走者を迎え入れた形跡はない)で、3打席目も安打を放った。犠飛だとすれば打率10割。
古賀監督はスーツ姿で出場。越智マネージャーもスコアラーとして駆け付けた。
前田は益々成長しているようだ
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頼もしい新人も加入した。慶応高校-慶大出の外野手下田(22)と、枚方-京産大出の内野手円城寺(22)だ。
下田は第1打席目と第2打席目に外野飛球(双方とも記録は敵失)を飛ばし、大量得点に貢献。「前田さん? 勝てる自信がある」と、所長の親分格の前田を挑発。早くも大物ぶりを発揮していた。
「チームの雰囲気がとてもよくてやりやすい。楽しさの中に1点を取りに行く厳しさもある」とコメント。大学は硬式ではなくサークル。
円城寺は、オリックス平野らを輩出している京産大の硬式野球部。本職は3塁手だそうで「土屋さんがいるが、虎視眈々レギュラーを狙っている」とこちらも強気発言。
記者は、住友不販の仕上がりに不安があると見て、昨日までは7:3でリバブルが優勢とみていたが、今日の戦い振りから6:4、あるいはもっと戦力は縮まっていると住友不販の戦力を上方修正した。
数百人が応援に駆け付け、観客席をリバブルブルーで埋めるのは間違いなく、伊藤の闘争心に火が付けば相手打線を完璧に抑える力はある。
下田(左)と円城寺