RBA OFFICIAL
 
2015/05/05(火) 00:00

昨夜の広島-巨人の珍プレー レベルの高いRBA野球では絶対ない

 皆さんは昨夜の広島-巨人戦で、インフィールドフライを巨人の野手が落球して広島がサヨナラ勝ちした珍プレーをご覧になったか。記者は一部始終をテレビで観ていた。球審も巨人の野手も広島の走者もルールを理解していなかったことから起きたプレーだった。プロもその程度か、プロだから起きたのか、RBAでは起きるのか起こらないかを考えた。

 あの場面を振り返る。試合は2-2の9回の裏、広島の攻撃で無死満塁。代打の小窪がマウンドとホームベースの間に高いフライを打ち上げた。テレビ画面では球審も線審もインフィールドを宣告したかどうか分からなかったが、ビデオでは3塁線審が明らかにアウトを宣告していた。

 ここで事件が起きた。巨人の3塁手村田と1塁手フランシスコが飛球をお見合いして落球。慌てて拾ったフランシスコはホームベースを踏み、1塁へ投げる仕草を見せた。テレビ画面では球審が手を上げたのが見えた。フォースプレーと判断したのか、3塁走者をアウトとし、打者走者はセーフと判断したようだ。(球審も野手もタッチプレーであることを知らなかったということ)

 事件は重なる。何を勘違いしたのか、落球を見た3塁走者の野間は絶対間に合わないホームにゆっくりと巨人の選手の間をぬうように駆け込んだ。表情からしてアウトだろうと思っていたはずだ。(タッチされていたら併殺で延長戦になっていた。大暴走で罰金もの)

 ここで猛然と広島ベンチが抗議。数十秒後に球審も自分のミスに気がついたのか、両手を広げ(セーフ)、広島のサヨナラ勝ちが決定した。巨人・原監督の抗議は通るはずはなかった。

 この一連のプレーで判明したのは、インフィールドの規則を理解していたのは3塁線審と広島ベンチのみ(巨人のベンチは不明)。巨人の村田、フランシスコ、実松捕手も、肝心の球審もインフィールドのルールを分かっていなかったことだ。驕れる巨人とヘボ広島だから犯したミスか、わが西武はそんなミスをしないと信じたいが、子どもでもわかる基本的なルールをプロが知らないとは…情けない。

◇     ◆   ◇

 さて、わがRBAはどうか。まずこんな簡単なルールを知らないチームは皆無だろう。なぜか。インフィールドを落球することは年に1,2度はあり、記者はその都度記事にしており、読者の皆さんもきちんと学習しているはずだからだ。

 昨日のプレーでも、RBAの捕手の羽中田(ケンコーポ)や井上(タイセイ)なら目をつぶっていても取れただろうし、メタボの1塁手・千葉英(タイセイ)や前田(住友不販)は走れないから腕を組んで見ていたはずだ。間に合わない本塁に突っ込む選手はどんなヘボチームでもいないはずだ。

 ◇     ◆   ◇

 最近の記事をホームページでチェックしたら、インフィールドフライを落球したケースは3つ見つかった。ミスはするものだ。ルールを知らないのとでは月とすっぽんの差がある。

 【1】(ナイス-ミサワホーム東京神奈川) ナイスが2度の延長サドンデスを制した。7回表、1死満塁から野呂のセカンドインフィールドフライを相手が落球する間に2者か還った。正木が完投。

ナイス 2度の延長でミサワホーム神奈川を下す(2014/7/9)

【2】(オークラヤ住宅-積水ハウス) 2番丸山は平凡な2塁フライを打ち上げたが、塁審はインフィールドのコールをせず、堀田2塁手が落球する間に3塁走者が生還。丸山も敵失で出塁するという珍しいシーンも見られた。

積水ハウス 延長を制す田口がサヨナラ3点3塁打(2013/10/10)

【3】(ポラス-青山メイン) 1-1の同点に追いつかれ、なおも1死満塁のピンチ。8番打者の寺田の当たりは明らかなショートインフィールドフライ。ところが、何を思ったのか、塁審の宣告が一呼吸も二呼吸も遅れた。これにも吉井は怒った。怒るのも当然だ。インフィールドが宣告されなかったら走者はパニックに陥る。

青山メイン元プロ吉井判定に3度怒る(2013/7/26)

 【2】と【3】のケースは選手の責任というより審判のレベルの問題。インフィールドが宣告されなかったら、それこそ故意落球で併殺どころか三重殺だって可能になる。ここで注意。インフィールドを宣告する権限は選手にはない。あくまでも審判。コールがなければインプレー。気を抜いてはいけない。もうすぐ第27回RBA野球が始まる。

 

 

 

 

ログイン

アカウントでログイン

ユーザ名 *
パスワード *
自動ログイン