RBA OFFICIAL
 
2015/06/05(金) 00:00

いよいよ今年もRBAが開幕 58チームの所属企業の総売上高は15兆円

 今年もRBA野球大会が開幕する。「野球は趣味で」という名言を残し、巨人の誘いを断り、三井不動産に入社した慶大卒の31勝投手、志村亮氏が三井不動産に入社したのがきっかけで〝勝手連〟のような形で取材を始めてから25年が経過する。シーズンに入ると毎週水曜と日曜はほとんど欠かさず取材してきた。年間の観戦試合数は70試合くらいになるのではないか。これまでで約1,750試合だ。

 さて、このRBAがどのような役割を果たし、位置を占めるのか。不動産業からハウスメーカー、ゼネコン、流通会社、管理会社、賃貸管理まで住宅・不動産業に横串を入れ、縦と横の縁結びをしているこのようなイベントはまず他にない。

 これだけで十分価値があるのだが、少し横道にそれて数字を追ってみた。第27回RBA野球大会に参加している58チームの所属会社の売上高を計算した。連結だったり単独だったりしているので正確ではないが、約15兆円になった。1兆円以上は大和ハウス、積水ハウス、住友林業、三井不動産、三菱地所、鹿島建設、清水建設と7社もある(旭化成ホームズは単独で計算)。

 この15兆円という規模は、わが国のトップ企業トヨタの約25兆円には遠く及ばないが、売上高で2位の伊藤忠商事の15兆円を上回る。トヨタや商社がいかにガリバー企業であるかが分かるのだが、RBAに結集するチームの企業もまたすごい。

 RBAのすごさはまだある。58チームの選手や家族の総数は1チーム30数人とすると約2,000人。この2,000人が各企業の看板を背負っているとも理解できる。

するとどうだ。15兆円÷2,000=75億円。つまり選手とその家族は年間75億円の価値のある働きをしているとも取れる(これは言い過ぎか)。

 いったい75億円という数字はどういう意味か。世界最高峰のプロサッカー選手、クリスティアーノ・ロナウドさんは74億円らしい。何とロナウドを超えるではないか。日本のプロ野球選手の最高年俸は5~6億円だ。

 つまり、誰も信じないだろうが、記者は勝手にRBAの価値をこのように計ってひとり悦に入っている。選手と仲良くなると、本業の取材のヒントが得られるし、知りたくもない情報も入ってくる。不思議と同じ釜の飯を食っているような親近感も沸く。

 だからRBAの取材はたまらないのだ。心頭滅却すれば火(日)もまた涼し。炎天下で何時間もスポーツドリンク1本で取材に駆けずり回ることができるのも、選手の感動を自分の目で見て記事にして関係者に伝えることが無上の喜びだからだ。今年はどんなドラマが待ち受けているやら。

 

 

 

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