第27回RBA野球大会抽選会(ヒルトン東京で)
第27回RBA野球大会抽選会が6月5日行われ、予選組み合わせが決まった。
水曜ブロック、日曜ブロックとも年々各チームの戦力がアップしているうえ、今年は強豪同士の激突あり、力が拮抗したチーム同士の対決があり、どんぐりの背比べのグループがありで、予想は困難、難解、やっかい、酷烈を極める。
これまでの記者予想はマスコミ各社の選挙予想よりはるかに精度が高く、パーフェクト的中もあったくらい鉄板より堅かったが、今回に限っては取材不足もあり自信はない。以下、予選突破するのが◎確実、○有力、▲やや有力、△線上の順。予想は予告なく変更する可能性あり。
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左から積水神奈川、三井不動産リアルティ、東急リバブルらの抽選会参加者
【水曜ブロック】
余ほどのことがない限り、ここはリスト、住友林業が決勝T進出を決めそうだ。順当に勝ち上がれば直接対決があるが、商社はそのままグループ1位を決めるか。敗者は敗者復活に回るが、どこが相手でもまず負けそうにない。
残り2チームのうち1チームはエイブルか。2年目齋藤が力まず投げれば予選突破するはず。荒川兄も安定感抜群。主砲の松井が復活したとか。あと1チームは混戦。戦績からオークラヤ住宅がやや優勢だが、初参加の一条工務店も侮れない。
積和、長谷工は無印としたがムードはいい。積和・塚田投手は「任してください」と自信たっぷり。長谷工はマックス135キロの新人投手が入ったそうだ。中央ビル管理は20日締め壁もある。
全大会準優勝の三井不動産リアルティが貫禄を示すか。安西監督は雪辱に燃えている。水野投手の調子が気になるが、北地投手は安定感がある。打線も松田を中心に破壊力がある。
あとは大混戦。いつものように伊藤忠・面高は「渡辺が完全復活。神もいる。『皆さん! 大変なことになる』」と大口を叩いた。敗者復活に回ってもしぶとく勝ち上がるか。
ポラス、ミサワ東京神奈川も力上位。ポラスは主砲の清水が「ゴルフ1年未満で92。満も98」と訳のわからないことをしゃべったが、エース岩瀬は健在のはず。45歳のミサワ清水は「もちろん投げる」と自信満々。若手の加入でチーム力は間違いなくアップしている。
この4チームに続くのがナイス。正木投手はやや波があるのが気掛かりだが、調子がいいと最少失点に抑える力がある。
他のチームはよほど戦力アップしていれは別だが、ここは苦戦か。
王者・旭化成ホームズが断トツ。順当ならオープンハウスと激突するが、1点をとる野球は進化している。今野、川崎の明大同窓の投げあいは見もの。オープン謝敷が今野を打てば逆転の目もある。いずれが敗れても敗者復活で勝ち上がりそう。
残り2チームは大混戦、激戦。やや戦力的に劣る日神、総合地所のほかはどこもチャンスがある。積水京葉、ミサワ東京、積水神奈川、ケイアイスターは△としたが、甲乙つけがたく互角。積水京葉は今年も生田が元気だそうだ。ミサワ東京は若手の成長が著しい。初陣積水神奈川は積水京葉との練習試合で2勝0敗。台風の目になるか。ケイアイスターは昨年まさかの2連敗で予選敗退。浦学の捕手を補強したようだ。
ちばリハウスは無印としたが、篠原投手はおじぎストレートをマスターしたとか。健保大会では一部に昇格してムードはいい。
◎が付けられるチームがひとつもない激戦区。頭一つ抜け出しているのがDカップで優勝して勢いがある○住友不販。伊藤、越前の2枚看板が機能すれば抜け出すか。
あとは横一線。戦績からは東急リバブルだが、藤巻投手の制球難が心配。パナホームは選手が揃えば互角に戦える。大和ハウスは天理でレギュラーの野添が入った。積水は日大のキャプテンが入ったようだ。
初陣東急ホームズは、昨年7年ぶりに勝利したセキスイハイム不動産と対決する。48歳の稲木部長は「背番号は4。チーム一番声が大きい。初球から狙っていく」と予告空振り(失礼)を宣言。老練なハイム柳川投手を打てるか。コスモスイニシアはリバブルをあと一歩まで追い詰めた実績がある。波乱もあるとみた。
【日曜ブロック】
俳優にしたいような明和・鶴田(左)と〝美女と肉(背番号29)〟の三菱地所リアル榊監督。敗者復活で戦うか
昨年準優勝のタイセイに敬意を表して◎としたが、厳密な評価では○が適当か。2年目貞池は決勝戦で好投。確実に成長している。
他は曲者ぞろいだが、やや有力と見て清水とサンフロを▲とした。清水は金子、茂野が異動したのが痛い。田村投手が踏ん張るか。新人もかなり加入したようだ。サンフロは2年目内村に期待がかかる。けた違いの力がある。
△日駐、三井住宅リース、三井レジ、安田、東急は紙一重。展開一つ。生き残りをかけ死闘が演じられるか。
日駐は大沼がやる気満々だが、練習不足のようだ。三井住宅リースは佐藤-高橋のバッテリーは一級品。三井レジは選手が揃えば一挙に抜け出す力あり。安田は抽選会に欠場。気掛かりだ。東急はムードがいい。学法石川のエースが加入したとか。谷口は抑えに私欲(じゃなかった、これは誤字で正確には「意欲」)を燃やし、泰道は国交省への出向から帰ってくる。
水曜ブロックから転戦の野村パートナーズは「無印」に異議を唱えたが、相手が悪い。久々復帰のトーシンも以前の力はないと見た。地所は毎年「丸の内」の大会に注力しており、戦力が2分されるのが痛い。菱重は佐々木もベテランの域に達してきた。高齢化が進む一方。
ここも◎ケンコーポ以外は大激戦。ケンコーポは小笠原に女児誕生。子育てに忙しそうなのが気掛かり。2番手投手がいないのは懸念材料だが、試合巧者。記者の誤字脱字を見逃さない集中力はさすが(相手のミスを見逃さないということ)。
三井不動産、青山メインが▲で互角。三井には慶大の大坪など8人が加入。厚みが加わった。青山メインには未確認だが、全日本クラスが入ったとか。山梨前監督は「ケンを倒すのはうち」と豪語した。
△ポラス、旭化成リフォーム、鹿島で残り1つの座を争うことになりそう。ポラスは選手の高齢化が心配。飯田元監督が現役復帰とか。旭化成リフォームは中大時代、鍵谷(日ハム)の2番手だったという投手が加入した。期待通りの活躍をすれば抜け出すか。鹿島は豊田のアナが埋め切れていないとみた。
無印としたチームはくじ運に恵まれても予選突破は難しいか。三井レジサービスは管理組合の総会シーズン。果たして選手が揃うか。ミサワは大野の群馬からの遠征はあるのか。地所リアルは榊監督がまた太った。
明和は打線が爆発すれば、67歳エース藤縄の前代未聞、空前絶後の最年長勝利投手記録を樹立できるが…順当なら2戦目で闘うことになりそうなのは、〝肉(背番号29です)〟榊監督が率いる三菱地所リアル。負けたほうが予選敗退する。野球は顔じゃないのは言うまでもないこと。
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