RBA OFFICIAL
 
2015/09/14(月) 00:00

〝球は点で打つ〟 清水の主砲小寺が下手投げ攻略法を披瀝 名言?迷言

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RBA野球抽選会の清水建設の参加者(右が小寺)

 青山メインランドの小松崎投手や旭化成リフォームの結城投手が聞いたら〝余計なお世話〟と言うか〝打てるものなら打ってみよ〟と一笑に付すかどうかしらないが、清水建設のかつてのエース兼主砲、いまは肩が壊れているので打つだけの小寺選手が下手投げ攻略法をぶち上げた。

 RBA野球大会抽選会が終った後にホテルの喫煙所でばったり出会った。小寺は「青山メインと対決したい。選手はみんな野球をよく知っている」と切り出し、「下手投げの小松崎? みんな球を線で追うからダメなんだよ。点で打つようにすれば上手投げだろうと下手投げだろうと一緒だよ」

 なるほど。プロ野球の名選手は〝球が止まって見える〟だの〝来た球を打つだけ〟だのと名言を吐いたが、〝球は点で打つ〟-小寺のこの言葉もひょっとすると名言なのかもしれない。

 だがしかし、このまま小寺の野球理論を鵜呑みにするわけにはいかない。なぜなら、プロの世界でも下手投げの名投手は杉浦正、高橋直樹、松沼博久、皆川睦雄、山田久志、渡辺俊介…数としては圧倒的に少数派だがそれぞれ球界に名を遺したし、わが贔屓の西武・牧田和久氏も現役で頑張っているのだが、下手投げだから成功するのかしないのかその根拠は曖昧だし、その逆に、上手投げのほうが下手投げより有利というデータなどない。

 結局は、打者は下手投げのフォームに幻惑されて、そしてまた浮き上がるような球に馴れないから打てないのだろうという、当たり障りのない結論に達するのだが…。野球の経験が乏しい記者にはさっぱり分からない。

 まあしかし、その疑問に小寺自身が解答するはずだ。清水建設は、決勝T初戦で旭化成リフォームと対決するが、旭化成の先発は下手投げの結城ではなく、横手投げの西井だそうだ。「上からだろうが下からだろうが関係ない」とうそぶく小寺には「横投げ」も関係ないはずだ。小寺が勝つか西井が勝つか、いまから楽しみだ。勝ったほうがドーム進出を決めるか。

◇   ◆   ◇

 ちょっと待ってよ、小寺さん。今朝、元ロッテの里崎さんが、西武の秋山選手の打撃が開眼したのはバットを高く掲げていたのを低くし、ボールを「点」で打つより「線」で捉えるようになったからと解説していましたよ。点で打つのは下手投げにしか通用しないのですか。ひょっとしたら、酒に酔ったせいで迷言を吐いたのでは? 

 

 

 

 

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