〝7人の侍〟ガッツ(3人足りず、相手から借りたようだ)
水曜ブロック決勝トーナメント開幕まであと1週間。この日(9月30日)は各チームとも本番を睨んだ練習に余念がないだろうから、神宮外苑軟式野球場に行けばどこかのチームに巡り合えるだろうと足を運んだが肩透かしを食らった。どこもいなかった。まあ期末の最終日だから野球どころではないのかもしれない。
決勝T進出チームには出会えなかったが、意外なチームが練習試合をやっていた。コスモスイニシア<ガッツ>だった。吉村投手が異動で出場できなくなり、47歳の高瀬が投げざるを得なくなったため、チーム力はもとの〝出ると負け〟状態に戻ってしまったが、よほどみんな野球好きなのだろう。本業のマンションも40周年を機に勢いを取り戻しつつある。ご同慶の至りだ。
さて、その練習試合。相手はガッツと同じくらいかそれ以上の〝おじさんチーム〟に見えた。ユニフォームからして昔懐かしい南海ホークスとよく似た青に近いグリーンが基調で、捕手もあの〝ドカベン〟そっくりの体型をしていた。
こんなチームにガッツは負けるはずはないと思ったが、試合は劣勢だった。やはり高瀬が投げており、記者が観戦したときは、3つの四球に内野ゴロと暴投で2失点した。相手の走者には投げる前から走られていた。
コラッ、高瀬! ストライクくらい投げよ! 自滅では士気が上がらないではないか。RBAのレベルはこんなもんかと敵に誤解されるではないか!
ところが、亀の甲か亀の子たわしか心臓に毛が生えたのかしらないが、歳の功というのか、本人はけろりとしたもので、全く意に介していない。いけしゃあしゃあとのたまった。曰く「捕手の要求通り。フォークを多投した」-記者はみんな山なりボールだったから、カーブのすっぽ抜けかとおもっていた。
しかしまあ、山本昌に和田、小笠原、谷繁、西口、森本、平野恵、関本、木佐貫、高橋尚、谷、斉藤隆、小山伸…プロ野球選手も続々引退を表明しているのだから、47歳にしてエースの座にしがみついている高瀬はえらい。
来年は大和ハウスとなら互角以上に戦える。がんばれガッツ! 大和もがんばれ。
それはそうと、ミサワの鉄人・大野はどうした? 三井リアルの鉄人・平賀はとっくに「知命」を過ぎたのにまだ現役で頑張ってる。