茂木(背番号16)をたたえる野村アーバンナイン
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 合 計 | |||
積水ハウス | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | ||
野村不動産アーバンネット | 2 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | X | 2 |
野村不動産アーバンネットは3年目エース茂木が気迫のピッチングを見せ、宮島社長と前社長の金畑氏の熱い応援に応え、御前試合を3安打完封。吉本が決勝2ランを放った。積水ハウスは高橋が好投したが、打線が相手の新旧社長に遠慮したわけではないだろうが沈黙。堀田監督は「3安打じゃ話にならない」と悔しさをにじませた。
野村アーバンは初回、先頭の折笠がいきなり2塁打を放った1死後、3番吉本が右翼超え本塁打。その後は2安打に抑えられたが、エース茂木が初回から飛ばし3安打完封勝ち。ストレートに威力があり、変化球も低めに決まった。
積水は先発の山本が4安打に踏ん張ったが、打線が散発の3安打に抑えられた。
○宮島社長 初めて気持ちいい試合を見せてもらった。勝ち進んでみんなでドームに行きましょう
○三根監督 よく勝ったが、茂木の踏ん張りに追うところが多い。打線はもっと奮起しないと
○吉本 初回、ホームランを打った(中途採用だが、チーム貢献度は高い)
●堀田監督 三安打じゃしょうがない。うちの投手もよかったでしょ
吉本
〝よっし、茂木、いいぞ〟木内応援団長(後ろのスーツ姿が宮島社長と金畑前社長)
新旧社長が応援 プレッシャーを力に変えた茂木
野村アーバンの今年3年目茂木投手が6回3安打完封の快投を見せた。茂木は新人の時から活躍はしていたが、力みからコントロールを乱す場面もあり、どちらかと言えば投げてみないと分からないタイプとみていた。
しかも、この日は宮島社長と前社長の金畑氏が応援に駆け付けていた。相当のプレッシャーを受けていたはずだが、それを力に変えた。見事というほかない。
試合後は「緊張? いやむしろ気合が入った。調子は良くなかったが、変化球が決まった」と話した。
これまで野村アーバンは北村章・元社長をはじめ米津正五・元専務、鳴瀬雅也監査役、神園徹・執行役員らが頻繁に応援に駆け付けていた。もちろん勝った時もあるが、みんないいところを見せようと力が入りすぎたのか、負けた試合のほうがはるかに多かった。
今回は茂木が見違えるような好投をみせ、野手陣も無失策で茂木をバックアップした。
次の試合は積水ハウス神奈川。記者のレーティングは旭化成ホームズに1ポイント下回るだけの91。対する野村アーバンは今回の茂木の快投を考慮しても84くらいか。圧倒的な力量差があるとみた。
どこまで善戦することができるか。〝負けてもともと〟無力で戦えば意外な力を発揮するかもしれない。
野村不動産アーバンネット宮島青史社長(右)と前社長の金畑長喜氏
野村アーバンナインと応援団